出版社内容情報
城下町として政治・軍事の中核の拠点となった江戸.京都,大坂にならぶ流通の中軸として巨大城下町へ向かう変遷を,権力の構造や,武家地,町人地,寺社地の具体的な分析から明らかにする.文化や芸能の側面からの三都の結びつきを意識した広い視座から最新の江戸論を展開する.
内容説明
巨大化し成熟する都市の実像に迫る最新のアプローチ。三つの都市のつながりから捉え直す新たなステージ。
目次
第1章 中近世品川の都市的変容
第2章 加賀藩邸と周辺社会
第3章 彦根藩世田谷領と江戸藩邸
第4章 増上寺の寺院社会と武家・民衆
第5章 名主制度の成立
第6章 大店
第7章 近代初頭の代議と住民
第8章 修験と都市社会
第9章 非人集団の近代
第10章 三都の浮世絵版画
第11章 巨大城下町近郊地帯の海面秩序