出版社内容情報
JICAに蓄積された資料を分析し,1950年代から,90年代の「量的なピーク」を挟んで2010年代の今日まで,時々の国際情勢,政府の政策,相手側の変化など,多方面にわたる教育協力を通史的・多角的に振り返り,その全貌を明らかにする.
目次
国際教育協力に対する理念的視角と世界・日本の教育協力の展開
第1部 国際教育協力の理念・政策(1990年以前の国際教育協力政策―逡巡と試行錯誤の軌跡;1990年以降の国際教育協力政策―国際開発思潮と国内要因のはざまで)
第2部 基礎教育協力(学校建設―多様なニーズに応える学び舎づくりへの挑戦;教員の授業実践―子どもの学びの改善に向けての試行錯誤 ほか)
第3部 技術教育・職業訓練(TVET)協力(JICAの産業人材育成―日本の人づくり協力の源流とその展開;官民連携による民間の産業人材育成―海外産業人材育成協会(AOTS)による研修事業)
第4部 高等教育協力(高等教育機関の設立・育成―途上国に大学をつくり、育てる;留学生招へい―途上国の人材育成支援と戦略的支援への展開)
第5部 国際教育協力のさまざまな形(国際機関を通じた国際教育協力―効果的・効率的な連携の模索;NGOによる国際教育協力―サービス提供者から変革主体へ ほか)
日本の国際教育協力の過去・現在・未来
著者等紹介
萱島信子[カヤシマノブコ]
国際協力機構上級審議役/国際協力機構研究所主席研究員
黒田一雄[クロダカズオ]
早稲田大学大学院アジア太平洋研究科教授/国際協力機構研究所客員研究員(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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