出版社内容情報
・ソ連と結ぶ林彪への恐れが、毛沢東に対米和解を決断させた。
・世界に名を上げた「周恩来外交」に燃え上がった毛沢東の猜疑心。
・周恩来の膀胱ガンの治療を止めさせた毛の命令文書。
・毛の刺客として、鄧小平は周恩来のもとにやってきた。
・周恩来が死の床まで恐れた毛の「報復文書」!
内容説明
毛沢東の粛清を逃れるために、周恩来は何をしてきたのか?党中央文献室に保管された周恩来の極秘ファイル米国に亡命した党伝記作家が衝撃の執筆。
目次
周恩来とはいかなる人物であったのか?
第1章 毛沢東との恩讐の発端
第2章 文化大革命がはじまる
第3章 周恩来の二重役割
第4章 劉少奇を手にかける
第5章 文革陣営が割れた
著者等紹介
高文謙[コウブンケン]
1953年、北京生まれ。80年代から十数年にわたって中国共産党中央文献研究室に勤務。元周恩来生涯研究小組組長(特別委員会委員長)。大量の党機密文書を閲読、また多数の関係者にインタビューをして党公式『毛沢東伝』、『周恩来伝』、『周恩来年譜』の文革時代の部分を担当執筆し、早くから海外でも注目された周恩来研究の第一人者である。89年の天安門事件で民主化要求運動を支持したことをきっかけに、アメリカへわたり、コロンビア大学東アジア研究所やハーバード大学フェアバンク研究センターなどで研究を続けている。2003年、ニューヨークの明鏡出版社から出版された『周恩来秘録』は、長年の彼の研究の集大成であり、周恩来の実像を描くと同時に、中国当局が隠してきた文革の黒幕、最高指導部の過ち、暗部、中国の政治文化に巣食う皇帝権力型の専制政治を暴きだした
上村幸治[カミムラコウジ]
1958年、鹿児島県生まれ。元毎日新聞社記者。89年の天安門事件では人民解放軍による民主化要求運動の鎮圧を現場で目撃。北京特派員を経て99年にニューヨーク支局に移り、2001年の9・11事件を間近に取材した。以降ニューヨーク支局長、中国総局長を歴任(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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