出版社内容情報
ぼくが生まれる前に亡くなったおねえちゃんが、ある夜、ぼくのへやに現れて…? 喪失と癒しを美しく描き出す忘れがたい絵本。
おねえちゃんはぼくが生まれる前に亡くなった。だからぼくは、おねえちゃんにあったことがない。でもある日、ぼくはふしぎな声をきいた。「ねえ、あたしのおとうと! 今晩いっしょに、自転車ででかけようよ」そして夜になると、ほんとうにおねえちゃんが現れて…? 子どもが「死」を受け入れていく過程を、詩的な文章と叙情的な絵で描き出し、ヨーロッパで大きな話題を呼んでいる絵本。オランダ・銀の石筆賞、ベルギー・ボッケンレーウ賞受賞作。
【著者紹介】
ベルギーの作家・詩人。劇作家、ジャーナリストをへて作家デビュー。大人向けの文学4作、詩集1作のあと2012年に初の児童文学を発表、「現代の古典と呼ぶべき作品」と絶賛されている。
内容説明
ぼくの家のかべには、おねえちゃんの写真がかざってある。ぼくの写真みたいにカラーじゃなくて、灰色になっている。おねえちゃんは、ぼくが生まれるまえに死んでしまったから。でもある日、ぼくはおねえちゃんの声をきいた。「今夜、自転車にのって、いっしょにでかけようよ」そしてその夜、ほんとうに、おねえちゃんがあらわれて…?「死」というテーマを、子どもにむけてまっすぐにさしだし、深い印象を残す絵本。2014年銀の石筆賞受賞。2014年ボッケンレーウ賞受賞。5さい~。
著者等紹介
アールツ,シェフ[アールツ,シェフ] [Aerts,Jef]
ベルギーの作家・詩人。森にかこまれた村で育ち、学生時代には文学と演劇を学ぶ。劇作家、ジャーナリストとして働きはじめ、1999年に作家デビュー。『おねえちゃんにあった夜』も、オランダで銀の石筆賞、ベルギーでボッケンレーウ賞を受賞するなど高く評価され、子どもの本の作家としても次々に作品を発表している
テルンクヴィスト,マリット[テルンクヴィスト,マリット] [T¨ornqvist,Marit]
1964年、スウェーデンでスウェーデン人の父とオランダ人の母の間に生まれ、5歳からオランダで育つ。25歳で絵本作家としてデビュー。自身で文章も書いた絵本『愛についてのちいさなおはなし』(小峰書店)では銀の石筆賞を受賞している
長山さき[ナガヤマサキ]
1963年生まれ。兵庫県芦屋市出身。関西学院大学大学院文学部修士課程修了。文化人類学を学ぶ。1987年、オランダ政府奨学生としてライデン大学に留学、以後、オランダに暮らす。アムステルダム在住(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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