目次
1 情動・記憶・理性に関する概説―情動系は動物やヒトの生存(個と種維持)に不可欠な「こころ」の中核である(情動は感情(喜怒哀楽)とも言える
理性とは何か
情動、感情がなかれば理性は機能しない
生存がなければ情動、感情も理性も生まれない)
2 情動の神経基盤(ハードウェア)(脳の構造と機能の概説;脳の階層構造と機能)
3 情動の神経心理学・行動学(情動の神経科学的研究はできる;生物学的意義;人間の生後情動発達・一次情動と二次情動;脳のシステム)
4 情動の神経行動科学(情動発現から行動表出の過程における神経情報処理はどのように行われるのか;視床下部の役割;視床の役割;大脳規定核の役割;扁桃体の役割;情動を支える記憶;中隔核の役割;側頭葉における顔の認知;情動・記憶・理性システム(神経回路)の相互作用)
5 情動の人文社会学(情動と文化・文明の発展;情動と理性)
著者等紹介
小野武年[オノタケトシ]
1938年英領マレー半島ケランタン州コタバル市に生まれる。1969年金沢大学医学部生理学助手。1973年金沢大学医学部生理学助教授。1977年富山医科薬科大学医学部生理学教授。2004年富山医科薬科大学学長。現在、富山大学大学院医学薬学研究部・特任教授。医学博士(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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