出版社内容情報
1章 新得・共働学舎に流れ着くまで~市川昌也の半生
・捨てられた子供
・さすらう天涯孤独の少年
・バブルの弾けた日本での怪しいアルバイト
・こうして『共働学舎』にたどりついた
・こんな田舎は、ありえねえ!と思った ほか
2章 新得・共働学舎とは?~その成り立ちと宮嶋家の人々
・そもそも共働学舎とは、どういう場所なのか?
・"人と違う"と言われる側に立つことに決めた
・新得・共働学舎の誕生
・立ち直っていく子供たち
・生き物は、すべからく心が落ちつく環境づくり
・どうせ作るのなら、世界に通用するチーズを! ほか
3章 人が再生する場所~多様な働き方、生き方を受け入れる
・好きなことをすればいい
・農業をやるなんて思ってもみなかった
・障害を持つことで潜在能力が開花する
・人は表現することで解き放される
・そこにいるだけで、周囲を勇気づける青年
・ここに、世界を変えるヒントがある ほか
【著者紹介】
ノンフィクション作家。1963年福岡県生まれ、東京芸術大学芸術学科卒業。 スローフードジャパン役員。イタリアの食の思想を4年間にわたり取材した『スローフードな人生!』(新潮社)は、イタリアのスローフード運動を日本に広めるきっかけとなった。現在も世界各国、また日本国内の食について精力的に取材を続けている。『スローフードな日本!』(新潮社)『スローな未来へ』(小学館)、『バール、コーヒー、イタリア人』(光文社新書)、『エクソシストとの対話』(講談社文庫)、『エクソシスト急募』(メディアファクトリー新書)『そろそろスローフード』(大月書店・共著)など、著書多数。現在もライフワークであるイタリアに関する書籍を執筆中。
内容説明
社会になじめなかった若者たちが集う北海道のある農場。そこは自分に合った仕事を自分のペースでできる不思議な職場だった。なぜそこで人々は自分を取り戻していくのか?その秘密に迫る感動のドキュメント。
目次
序章 自然の中でこそ、息を吹き返すものがある―そもそも、共働学舎とは何か?
第1章 石川さんの数奇な人生(捨てられた子供;昭和最大の薬害訴訟に発展したサリドマイド事件 ほか)
第2章 心と身体をリセットする場(『新得・共働学舎』の代表、宮嶋望さん;“人と違う”と言われる側に立つことに決めた ほか)
第3章 みんな違ってみんないい社会をつくるには(好きなことをすればいい;農業をやるなんて思ってもみなかった ほか)
最終章 ここに世界を変えるヒントがある(終の住処としての『新得・共働学舎』;若い連中に頭ごなしに言ってもダメ ほか)
著者等紹介
島村菜津[シマムラナツ]
ノンフィクション作家。1963年長崎県生まれ、福岡県育ち。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業後、イタリア各地に滞在しながら、雑誌に寄稿。98年、ヴァチカンのエクソシストらに取材した『エクソシストとの対話』で21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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