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生きる場所のつくりかた―新得・共働学舎の挑戦

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784259547424
  • NDC分類 611.6
  • Cコード C0036

出版社内容情報

1章 新得・共働学舎に流れ着くまで~市川昌也の半生
 ・捨てられた子供
 ・さすらう天涯孤独の少年
 ・バブルの弾けた日本での怪しいアルバイト
 ・こうして『共働学舎』にたどりついた
 ・こんな田舎は、ありえねえ!と思った  ほか
 
2章 新得・共働学舎とは?~その成り立ちと宮嶋家の人々
 ・そもそも共働学舎とは、どういう場所なのか?
 ・"人と違う"と言われる側に立つことに決めた
 ・新得・共働学舎の誕生
・立ち直っていく子供たち
 ・生き物は、すべからく心が落ちつく環境づくり
 ・どうせ作るのなら、世界に通用するチーズを! ほか
 
3章 人が再生する場所~多様な働き方、生き方を受け入れる
 ・好きなことをすればいい
 ・農業をやるなんて思ってもみなかった
 ・障害を持つことで潜在能力が開花する
 ・人は表現することで解き放される
 ・そこにいるだけで、周囲を勇気づける青年
 ・ここに、世界を変えるヒントがある  ほか

【著者紹介】
ノンフィクション作家。1963年福岡県生まれ、東京芸術大学芸術学科卒業。 スローフードジャパン役員。イタリアの食の思想を4年間にわたり取材した『スローフードな人生!』(新潮社)は、イタリアのスローフード運動を日本に広めるきっかけとなった。現在も世界各国、また日本国内の食について精力的に取材を続けている。『スローフードな日本!』(新潮社)『スローな未来へ』(小学館)、『バール、コーヒー、イタリア人』(光文社新書)、『エクソシストとの対話』(講談社文庫)、『エクソシスト急募』(メディアファクトリー新書)『そろそろスローフード』(大月書店・共著)など、著書多数。現在もライフワークであるイタリアに関する書籍を執筆中。

内容説明

社会になじめなかった若者たちが集う北海道のある農場。そこは自分に合った仕事を自分のペースでできる不思議な職場だった。なぜそこで人々は自分を取り戻していくのか?その秘密に迫る感動のドキュメント。

目次

序章 自然の中でこそ、息を吹き返すものがある―そもそも、共働学舎とは何か?
第1章 石川さんの数奇な人生(捨てられた子供;昭和最大の薬害訴訟に発展したサリドマイド事件 ほか)
第2章 心と身体をリセットする場(『新得・共働学舎』の代表、宮嶋望さん;“人と違う”と言われる側に立つことに決めた ほか)
第3章 みんな違ってみんないい社会をつくるには(好きなことをすればいい;農業をやるなんて思ってもみなかった ほか)
最終章 ここに世界を変えるヒントがある(終の住処としての『新得・共働学舎』;若い連中に頭ごなしに言ってもダメ ほか)

著者等紹介

島村菜津[シマムラナツ]
ノンフィクション作家。1963年長崎県生まれ、福岡県育ち。東京藝術大学美術学部芸術学科卒業後、イタリア各地に滞在しながら、雑誌に寄稿。98年、ヴァチカンのエクソシストらに取材した『エクソシストとの対話』で21世紀国際ノンフィクション大賞(現・小学館ノンフィクション大賞)優秀賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あづみ

1
「共働学舎の取り組みはすごいなー」と呑気に読了した後日、友人の感想になるほどと思う。本の中にサリドマイド障がいで両手のない男性について細かく振れている。友人曰く、この本のすごいところは、石川さん(サリドマイド障がい本人)の数奇な人生を羅列するだけじゃなく、サリドマイド事件の根っこまで踏み込んでること。社会的問題点を突いているところ。著者の島村さんは単に共働学舎の素晴らしさを伝えたかっただけでなく、底に住むことになった人々を生み出した社会にもメスを入れたかったんだ。2019/03/03

三上 直樹

1
「自由学園」を母体として宮嶋眞一郎氏がはじめた共働学舎。この中で北海道で営まれている新得での人々の生活やエピソードを、島村菜津さんが一冊の本にまとめているわけですが、内容の深さとはひきかえに、取り組みに全面的に帰依するかのような書きぶりにどこかで冷めてしまう自分がいます。語られてはいない真実の姿を知るには、やはりかかわるしかないのだと思います。2018/06/22

日向夏

1
いまいち、文章が読みづらくて登場人物の印象が立ってこない。ただ、この農場で行われていることが、現代社会で見つけられない一人ひとりの本来の姿に光をあてている、尊いものだということは伝わってきた。2014/10/25

hisakodosu

1
チーズに秘められた不思議な職場。冒頭の石川さんの人生はなんとも言えず強烈。2013/08/21

Masami Shibata

0
新得協働学舎  行きたい!2017/04/23

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