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出版社内容情報
さまざまなニュースは民主主義にとって不可欠だ。ではニュースの多様性はどうやって測れるのか? それは政治にどう影響するのか?
本書は、ジャーナリズム論における「多様性」を理論的に検討し、さらに生態系における生物多様性の指標を用いてメディア環境全体での多様性を実証的に分析するものである。また、過去の国政選挙を事例に選挙報道の多様性と投票率等との関連性を実証的に検証し、報道の多様性が現実の政治に密接に結びついていることを具体的に示す。
内容説明
多様なニュースが報道されるとは、いったいどういう状況なのか?本書は、ジャーナリズムにおける「多様性」を理論的に検討し、生物多様性の指標を用いてメディア環境における「ニュースの多様性」を実証的に測定していく。さらに、過去の国政選挙では選挙報道の多様性と投票率などがどれくらい関連していたのか分析し、ニュースの多様性が現実の政治に密接に結びついていることをも浮き彫りにしていく。人々に見たいものだけを見せる多メディア社会において、ジャーナリズムを考えるのに不可欠な一冊。
目次
第1章 ニュースの多様性をめぐる議論(なぜニュースに多様性が求められるのか;ニュースの多様化に対する懸念 ほか)
第2章 「ニュースの多様性」という概念の多様さ(ニュースの多様性とは何の多様性なのか;どのようなニュースのあり方が「多様」なのか ほか)
第3章 ニュースの多様性をどのように分析するか(ニュースの多様性に関する分析デザイン;ニュースコンテンツの多様性 ほか)
第4章 ニュースコンテンツの多様性を測定する(ニュースコンテンツをどのように分類するか;テストデータを用いた分析手法の検証 ほか)
第5章 ニュースの多様性と選挙(選挙報道の多様性と投票率;選挙報道の多様性と政党システムの分極化 ほか)
著者等紹介
千葉涼[チバリョウ]
早稲田大学大学院政治学研究科博士課程修了、博士(ジャーナリズム)を取得。早稲田大学現代政治経済研究所次席研究員などを経て、現在:早稲田大学政治経済学部講師。専門はジャーナリズム論、メディア論、政治コミュニケーション(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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