じゅうぶん豊かで、貧しい社会―理念なき資本主義の末路

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じゅうぶん豊かで、貧しい社会―理念なき資本主義の末路

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  • サイズ B6判/ページ数 341p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784480867254
  • NDC分類 331
  • Cコード C0033

出版社内容情報

雇用不安や所得格差を生み、人類の未来など一切考えない貪欲むきだしの経済とは決別しよう! ケインズ研究の大家が「よき人生」を実現させるための政策を提言する。

内容説明

「必要」と「貪欲」とを分かつ叡智を経済学に取り戻す。ケインズ研究の世界的権威による現代文明への処方箋。

目次

第1章 ケインズの誤算
第2章 ファウストの取引
第3章 富とは―東西の思想を訪ねて
第4章 幸福という幻想
第5章 成長の限界
第6章 よい暮らしを形成する七つの要素
第7章 終わりなき競争からの脱却

著者等紹介

スキデルスキー,ロバート[スキデルスキー,ロバート] [Skidelsky,Robert]
1939年満州生まれ。ロシア系ユダヤ人の父と白系ロシア人の母との間に生まれる。ケインズ研究の権威として知られる経済歴史学者。オックスフォード大学出身。業績が評価され、イギリス政府より「卿」(Lord)の称号を授与される。オックスフォード大学や、ジョンズ・ホプキンス外交高等学院、ウォリック大学で教鞭をふるった。政治家としても活躍し、労働党より出馬、1992年に労働党を離党し社会民主党を結成。その後、保守党に鞍替えしたが、ユーゴ空爆をめぐり執行部と対立し離党

スキデルスキー,エドワード[スキデルスキー,エドワード] [Skidelsky,Edward]
ロバート・スキデルスキーの子息。ドイツ哲学者。オックスフォード大学で神学と哲学を修めたのち、NGOに参加。その後、オックスフォード大学に戻り、政治学で博士号を取得。現在エクセター大学教授。新進気鋭の政治哲学者

村井章子[ムライアキコ]
翻訳家。上智大学文学部卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

21
2012年初出。経済政策がGDP拡大に取り憑かれている。よい暮らし、よき人生の構成要素を問う(12頁)。マーシャル経済学は幸福の物質的要件を研究し、アリストテレスやキリスト教を踏襲(24頁~)。マル経の搾取とは、労働が雇用主にもたらす価値以下の賃金しか得られないこと。雇用主が労働市場を支配するため(48頁)。マンデヴィルは、経済学のマキアヴェッリのような存在(72頁)。富と悪徳、貧困と富は共存するが、富と徳はできない(73頁)。  2014/11/22

ちぃ

17
資本主義の初期、衣食住足りれば競争は穏やかになると予測されていた。しかし人は周りと比較しもっと多くを求めるようになり、環境に負荷をかけ弱者は貧しさから抜けられない構造が常態化してきた。貪欲になるのではなく足るを知ることで社会は成熟すると唱える本だが、今足りないからではなく、将来の不安にかられ、望む以上に働いている人たちの検証は、そこまで深くなかったと思う。ベーシックインカムの考え方は絵に描いた餅みたいだ。ケインズや、この本に対して書かれたものがあるだろうから、それらを読んでみたくなりました。2021/01/23

Francis

16
優れたケインズの評伝を書いたロバートとその子息による共著。ケインズは生産性の上昇によって将来は物資が十分にいきわたり、労働時間が短縮されて十分に余暇を満喫できる社会を想像していたのに現実はそうなっていないことを考察する。豊かな社会を実現するために認められたモノやカネへの欲望が独り歩きしてそれらを求めて長時間労働や格差が生まれていることを解き明かし、ベーシックインカム、広告の制限などによって資本主義をより良いものにすることを主張する。2016/10/24

イボンヌ

11
経済学者の親子による本。足るを知ることの重要性を指摘。翻訳も読みやすいです。様々な古典が引用され、文明が変わる時期に来ていると指摘。再読すべき本2018/02/07

犬養三千代

10
ケインズで始まる。そしてギリシャから20世紀までのあらゆる知見を網羅する。幸福、成長。第7章終わりなき競争からの脱却がメイン・テーマかなと。コロナウイルス後の世界のヒントになるかなぁ? 2020/06/24

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