内容説明
古代から20世紀末まで、西洋美術の流れをコンパクトにまとめ、図版340点をオール・カラーで掲載。用語解説、カラー年表及び関連地図を添えた、美術愛好者の手引きとして、また、学生の参考書として最適の美術史入門書。
目次
原始美術と古代オリエント美術
ギリシア美術とローマ美術
中世(初期キリスト教美術・ビザンティン美術・初期中世美術;ロマネスク美術・ゴシック美術)
イタリア初期ルネサンス美術・15世紀の北方美術
イタリア盛期ルネサンス美術・マニエリスム・北方ルネサンス美術
バロック美術・ロココ美術
近代(新古典主義・ロマン主義・写実主義;印象主義・象徴主義・後期印象主義)
現代
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
佐島楓
36
履修予定なので読んでみた。写実主義から印象主義へ移行するあたりが面白い。2016/02/16
ステビア
11
文章全く読んでない。もう少し気軽にめくれるのが欲しいから探してみる。オディロン・ルドンが気になるぞ。2015/01/24
ヤギ郎
8
パラパラパラと読む。美術の入門書としては内容が濃い。専門書に近い。参考文献表が載っているので,美術を学んでいる人にはおすすめかな。美術史を網羅的に知るにはよい一冊だと思う。2018/04/02
たばかる
7
活字収めに読もうと思っていたが、案外教科書的な詳しさで絵が連なっていたのでわかりやすかった。個人的に知りたかった近現代の芸術の価値観の変動やキュビスム誕生の文脈を眺められた。2018/10/28
sato
5
ざっと西洋美術の歴史を眺めると、当たり前のことなんだけど世界史の流れから生み出されているんだなと再認識させられる。歴史の風土というか、宗教、戦争、思想、それが絵という媒体で表現されている。一方では、現代アートは、歴史でも類をみない表現である。やはりそれは映像媒体が発展してきたり、コラージュ用法、交通の発展、全部がまた新しい表現を作り出していく。古典主義の見直しが何度もあるけれども、それも新古典主義として、同じものはやっぱり作られない。美術の偉大さを感じざるを得ない。気になった画家を今後掘り下げていこう。2019/08/08