内容説明
“創造性”は新奇なものや思い付きの思考・探究ではなく、知識と技能を踏まえ想像力と結合した動的な発展から達成される。従来の“創造性の神話”の誤解を正し、哲学的視点から“創造性”の理解と実現に導く。
目次
序(“創造性”についての歴史的背景;今日の見解;今日の見解に伴う問題点)
第1章 創造性とは(創造性、目新しさ、そして連続性;芸術;科学と技術;数学;日常生活での問題解決と創造性;要約)
第2章 価値(芸術の価値;科学の価値;芸術と化学;要約)
第3章 成果、過程、人(成果;過程;人;要約)
第4章 規則、技能、そして知識(規則と芸術;規則と科学;知識と問題解決)
第5章 創造性にさらに付け加えるもの―想像力(創造性に技能と、さらに付け加えるもの;科学と、創造性にさらに付け加えるもの;アイデアの着想と批判;心情と態度;創造性を育成すること)
著者等紹介
ベイリン,シャロン[ベイリン,シャロン][Bailin,Sharon]
1970年カナダのトロント大学卒業後、83年に同大学から教育哲学で博士号を取得。その後教育哲学会会長などを歴任。現在、カナダのシモンフレーザー大学名誉教授。創造性、美学、芸術教育、演劇教育を専攻。ベイリンの代表作である本書『創造性とは何か』はカナダ教育基金協会(CAFE)出版賞を受賞
森一夫[モリイチオ]
1937年生まれ。大阪市立大学大学院理学研究科(化学専攻)修了。教育学博士(広島大学)。現在、大阪教育大学名誉教授、日本教育大学院大学教授、大阪総合保育大学教授、日本理科教育学会名誉会員(元会長)
森秀夫[モリヒデオ]
1974年生まれ。北海道大学大学院理学研究科(数学専攻)後期博士課程修了。博士(理学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
シフ子
hidemaro