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よぞらをみあげて

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  • サイズ B5判/ページ数 1冊(ペ/高さ 19X19cm
  • 商品コード 9784593505036
  • NDC分類 E
  • Cコード C8797

内容説明

ねむれないよる、かぜにさそわれてそっとベッドをぬけだした女の子の見つけた場所は…。ボストングローブ・ホーンブック賞受賞。シャーロット・ゾロトウ賞オナー。

著者等紹介

ビーン,ジョナサン[ビーン,ジョナサン][Bean,Jonathan]
ニューヨーク・ヴィジュアルアートスクールを卒業し、現在ニューヨーク在住。はじめて絵と文を手がけた『よぞらをみあげて』で、ボストングローブ・ホーンブック賞やシャーロット・ゾロトウ賞オナーなど、多くの賞を受賞

さくまゆみこ[サクマユミコ]
東京都生まれ。出版社勤務を経て、現在は翻訳家、フリーの編集者、玉川大学大学院英米文学科講師として幅広く活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やすらぎ🍀

139
考え事をしてふと空を見上げている。少し嬉しいことがあって星を探している。辛いことがあって闇を見つめている。…夜になり、人の心を動かす時間が訪れます。今日は何だか眠れない。月夜の明かりを求めて、夜風の優しさを探しに外へ誘われる。都会はいつも慌ただしく、海も山も見えないけれど、夜空はみんなと繋がっている。この光る空を見上げて、何を感じているのだろう。何を願っているのだろう。大きくゆっくりと息をすってはいて、身体は清んだ空気に包まれて、夢の世界へ…。子どもの寝顔にそっと寄り添う母親の優しさの深さに心打たれます✨2021/04/21

Hideto-S@仮想書店 月舟書房

111
眠れぬ夜。家族の寝息が聞こえてきて、ますます眠れない。ひとりぼっちで取り残された気分。締め忘れた窓から入ってきた優しい風に誘われて、屋上に上った女の子。空の下で目をつむるとさっきまでの息苦しさが嘘のように消えて、解放的な気持ちになる。海がみえる。月が出ている。空は広々として、世界がつながっているのを感じる。言葉はほんの少しでいい。都会の片隅のほっとするひとコマがリリカルに描かれる。2009年2月初版。2016/02/13

seacalf

52
すっごくいい。お気に入りの絵本をまた一冊発見。家族がみんな寝入っても、目が冴えて眠れなくなった女の子。窓から入り込んだ優しい夜風に導かれて屋上へ。そこに心地好さそうな寝床をしつらえて、夜の空気をいっぱいに吸い込む。都会からのぞく入江とその先に広がる世界は、なんと美しく心惹かれる景色なんだろう。これから先、もし眠れない夜が訪れたとしても、頭に浮かんでくるこの絵本の情景がきっと無聊を慰める。それはそれでとても楽しみだ。2018/04/04

ゆうゆうpanda

36
『月舟書房』さんのレビューにて。表紙のイラストが気に入って間近で見たくて借りてみました。都会のビルの屋上。素敵な椅子を置いたり、家庭菜園をしたり、家族にとって大切な空間だと言うことがわかります。眠れない女の子がこっそり布団と枕を持ち出して、特性ベッドの出来上がりです。表紙のイラストの反対側の風景はジーンズ色の夜空と広い海。どこまでも続く世界と夢の世界、両方の入口です。内緒の冒険のつもりでも相棒の黒猫が一緒。そして気に掛けてくれる優しい人の手が…「ぼくの母に」巻頭の作者のメッセージがしっくりする素敵な絵本。2016/02/28

mntmt

26
夜空はいいなあ。2016/09/30

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