英語教育論争から考える

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英語教育論争から考える

  • 鳥飼 玖美子【著】
  • 価格 ¥2,970(本体¥2,700)
  • みすず書房(2014/08発売)
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  • サイズ B6判/ページ数 203,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622078470
  • NDC分類 375.893
  • Cコード C0080

出版社内容情報

「英語教育大論争」を現在の視点で考察し、今の英語教育の深刻な問題点を説く。小学校英語、英語公用語、文科省教育改革の実態など。

日本の英語教育においては「成果があがっていない」という批判が常に繰り返されてきており、日本の英語教育の歴史は、批判のなかでの「抜本的改革」提言の歴史であった。そんななか、かつて1970年代、英語教育史に強く残る「英語教育大論争」(1974年)があった。その議論の厚みと多様性には参照すべきところの多い大論争であり、今だからこそ、真剣に取り組むべき重要な問題提起に満ちている。本書は、この論争を様々な角度から検証し、現在の英語教育、ひいては国語教育に有意義な議論を導き出す試みである。再検討から新たな提言へ。「教育改革」の行方を考える重要基本書。

第1章 「英語教育大論争」
第2章 「平泉試案」を現状に照らしてみる
第3章 「コミュニケーションに使える英語」、そして「グローバル人材育成」への道程
第4章 「文法を教えるな」というタブー
第5章 これからの英語教育へ向けて
終 章 グローバル人材は育つか

内容説明

かつて1970年代、英語教育史に強く残る「英語教育大論争」(1974年)があった。その議論の厚みと多様性には参照すべきところの多い大論争であり、今だからこそ、真剣に取り組むべき重要な問題提起に満ちている。本書は、この論争を様々な角度から検証し、現在の英語教育、ひいては国語教育に有意義な議論を導き出す試みである。再検討から新たな提言へ。「教育改革」の行方を考える重要書。

目次

第1章 「英語教育大論争」
第2章 「平泉試案」を現状に照らしてみる
第3章 「コミュニケーションに使える英語」、そして「グローバル人材育成」への道程
第4章 「文法を教えるな」というタブー
第5章 これからの英語教育へ向けて
終章 グローバル人材は育つか

著者等紹介

鳥飼玖美子[トリカイクミコ]
立教大学大学院異文化コミュニケーション研究科委員長、東京大学大学院教育学研究科客員教授を経て、立教大学特任教授、順天堂大学客員教授、国立国語研究所客員教授。専門は、英語教育論、言語コミュニケーション論、通訳翻訳学。東京都港区で生まれる。上智大学外国語学部イスパニア語学科卒業。コロンビア大学ティーチャーズ・カレッジ修士課程(英語教授法)修了(MA)。サウサンプトン大学人文学研究科博士課程修了(Ph.D.)。大学在学中より同時通訳者として第一線で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

壱萬弐仟縁

29
英語学習に対する意欲は、今も昔も欠如したまま(61頁)。グローバル人材とは、語学力・コミュニケーション能力、主体性・積極性、チャレンジ精神、協調性・柔軟性、責任感・使命感、日本人のアイデンティティーを持ち合わせた人(68頁)。英検準1級は教える人も、高校生にも、同じ水準を要求しており、支離滅裂とも(117頁)。理想は理想。現実は現実だろうと思う。グローバル人材は財界からの養成(118頁)。OCもOral Grammar と揶揄されたぐらい(129頁)。2015/02/13

Riopapa

9
平泉試案はもう一度検討する価値がある。少なくとも現在行われつつある英語教育改革よりは説得力がある。コミュニケーション重視に転換した時期の関係者にインタヴューしているのがすごい。さすが。2015/08/29

niko-08

7
興味深く読んだ。英語に限らず学習の動機付けをどう学習者に理解してもらうか、また一過性の学習ではなく生涯に渡り学ぶ継続性も必要。数値目標をクリアするのは…まだまだ答えは出ないだろう。2015/06/05

タイコウチ

7
1970年代半ばの平泉・渡部論争の詳細な検証から始まる現在の英語教育論争の総括と提言。平泉渉と渡部昇一への現在のインタヴューも含まれている。バランスのとれた抑制された筆致で多くの論点が整理され、まっとうな意見が述べられていると思う。ポイントは、「コミュニケーション=会話」ではないこと、「文法」と「語法」の区別、「なんで英語やるの?」という動機づけの問題、グローバル人材育成における異文化理解の重要性、あたりだろうか。英語教育に関わる多くの人(英語教師だけでなく、とくに政治家と官僚!)によく読んでもらいたい。2014/09/29

アトム

4
わかりやすく書かれており、良書。平泉+渡辺『英語教育論争』、とても懐かしかった。外国語学習は生涯続けるもの。2016/05/19

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