内容説明
現代の日本人にとって、家族とは誰なのか。夫婦や親子、きょうだいはどのようにかかわっているのか。もっとも身近な「家族」という存在のさまざまな姿を、全国家族調査(National Family Research of Japan)のデータから明らかにする。家族社会学・家族論を学ぶ人や、現代の家族に関心をもつ人に。
目次
第1章 家族ってなんだろう?
第2章 時代の中の家族
第3章 夫との関係・妻との関係
第4章 親と子のつながり
第5章 兄弟姉妹とのつながり
第6章 援助資源としての家族
著者等紹介
藤見純子[フジミスミコ]
大正大学人間学部教授
西野理子[ニシノミチコ]
東洋大学社会学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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寿々喜節句
1
2009年における家族の状況 という 側面を数字として表した本。解決策や改善点を見つけるのではなくデータ集 というイメージ。2024/01/28
taki-taki
0
データの羅列的な側面が強くて、独自の考え方などは得られなかった。データ自体は「夫側の親との同居が多い」「実家から車で1時間以内の距離に住む夫婦が多い」「長子が親の面倒を見る(ただし介護に向きあう意識は兄弟間で意識に大差はない)」など大体予想通りのものだったが、少なくとも現在の一般的実情が自分の認識と大きく差がないことがわかったので、読んだ意味はあったと思います。2014/08/17