歴史文化ライブラリー
聖徳太子と飛鳥仏教

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  • サイズ B6判/ページ数 208p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642056281
  • NDC分類 182.1
  • Cコード C0320

内容説明

大きく変貌して倭国に伝来した仏教は、どのような姿だったのか。時の東アジア世界、倭人社会、「聖徳太子」において仏教とは何だったのか。日本仏教の夜明けと「太子」の仏教を、世界仏教のなかに甦らせた古代仏教史入門。

目次

飛鳥仏教への招待―プロローグ
飛鳥仏教史の課題
仏教の誕生と流伝
仏教公伝
推古朝の仏教と厩戸皇子
奈良仏教への道

著者等紹介

曾根正人[ソネマサト]
1955年、埼玉県生まれ。1985年、東京大学大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。就実大学大学院史学専攻教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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moonanddai

6
古代の仏教に多少未練がありましたので…。仏教伝来当時、それは「公伝」という性格上、それを知りうるのは一定の階層以上に限られ、民衆的広がりは未だなかった。その「仏」の理解も「蕃神」「仏神」以上でなく、現世利益招来の呪術でしかなかったと…。ですから、仏教界の秩序も低資質、不品行なものだったらしく、推古期末期の僧侶による傷害事件(!)を機に国による関与が深まる。仏教理解が進むのはその後…ということのようです。そのような時代背景での太子の仏教というものも「篤信の在家信者というところ」ではないかと…。2022/11/24

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