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歴史文化ライブラリー
選挙違反の歴史―ウラからみた日本の一〇〇年

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  • サイズ B6判/ページ数 231p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642056359
  • NDC分類 314.87
  • Cコード C0320

出版社内容情報

★新聞雑誌で続々紹介!
日本経済新聞 2007.7.15 読書面 短評
徳島新聞 2007.7.8 評者:東野裕人氏(大阪国際大学准教授)
文藝春秋 2007.8月号 評者:加藤陽子氏(東京大学大学院教授)
朝日新聞 2007.7.8 評者:小林良彰氏(慶応大学教授)
東京(中日)新聞 2007.7.8 評者:杉本 仁氏(公立高校教諭)

内容説明

買収や酒宴接待など、現在も絶えることのない選挙違反。候補者はいかに法律の網をかいくぐろうとし、国民はそれをどう受け止めてきたのか。様々な時代や地域の選挙違反の実態に映し出された、近代社会の歪みを探る。

目次

ウラからみた近代―プロローグ
選挙の理想と現実
ムラの騒擾と団結―激動の明治中期
名望家と公民と国民―日露戦後から昭和初期の政党化
官僚たちの挑戦―選挙粛正と翼賛選挙
「ぐるみ」選挙と保革対立―独立~安保闘争
イメージ選挙と違反の減少―高度成長期から現在へ
鏡としての選挙違反―エピローグ

著者等紹介

季武嘉也[スエタケヨシヤ]
1954年、東京都に生まれる。1979年、東京大学文学部国史学科卒業。1985年、東京大学大学院博士課程単位取得退学。創価大学文学部教授、博士(文学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

hexia

3
政治史の本は数あれど、選挙違反のみを追いかけた研究は珍しい▼法整備や、選挙民に対する教育の行き届きによって、現代は憲政史上かなり選挙違反者が少ない時期である、という指摘には納得▼とは言ったものの「権力は必ず腐敗する」という言葉もある通り、今後も選挙をやる限り、法整備と違反は永遠のいたちごっこを続けるのだろう。悠久のその姿にはロマンさえ感じてしまう▼ともあれ、表現は平易で分かり易いが、よほどの選挙マニアでなければ通読する根気が続かないと思う。学者というのは大変な仕事だ…2017/02/11

spanasu

2
選挙違反に関して明治期から現代までまとめた珍しい本。いつの時代も選挙違反が行われ、そしてそれが問題視されて選挙法の改正等が行われていることがわかる。ただ選挙違反が必ずしも結果を左右するほどの効果がないことも多い、という指摘もあり興味深かった。2019/06/30

phenol19

1
なぜ2世議員が多いかが選挙違反からよくわかる2018/10/28

tkm66

1
限りなく面白そうで、それなりに面白いのだが、何せ論文なので。2007/08/16

麦茶

0
ムラの中での吏党と民党の対峙から政党交付金まで選挙の「近代化」の様子が一目瞭然であった。個人的に注目したいポイントは制限選挙の頃から地盤協定の「崩壊」があったことと翼賛選挙でしばしば語られる事前審査制の定着だけではなくて政党主導の票割りが揺らいだ面でも戦後保守政党の骨格が出来上がっていたことであろうか2023/05/22

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