歴史文化ライブラリー<br> 跋扈する怨霊―祟りと鎮魂の日本史

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歴史文化ライブラリー
跋扈する怨霊―祟りと鎮魂の日本史

  • 山田 雄司【著】
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  • サイズ B6判/ページ数 199p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642056373
  • NDC分類 210.04
  • Cコード C0320

出版社内容情報

★大好評 緊急重版決定!

内容説明

長屋王、菅原道真、崇徳院…。非業の死を遂げ、祟りや災いを起こした怨霊は、為政者により丁寧に祀られた。虚実とりまぜて論じられがちな怨霊の創出と鎮魂の実態を実際の史料に基づいて辿り、怨霊を時代の中に位置づける。

目次

怨霊とは何か―プロローグ
怨霊の「誕生」と初期の怨霊
怨霊の大衆化
跋扈する怨霊
怨霊の「終焉」
怨霊を通して見えるもの―エピローグ

著者等紹介

山田雄司[ヤマダユウジ]
1967年、静岡県に生まれる。1991年、京都大学文学部史学科卒業。1998年、筑波大学大学院博士課程歴史・人類学研究科史学専攻(日本文化研究学際カリキュラム)修了、博士(学術)。三重大学人文学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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だまし売りNo

44
シダラ神信仰は冤罪被害者である菅原道真を前面に押し出した民衆による世直しの運動であった。その意味では幕末の「ええじゃないか」と重なる。「ええじゃないか」は民衆のエネルギーが消耗され、薩長の倒幕勢力に利用された感がある。 シダラ神信仰も神輿が入京せずに石清水八幡宮に鎮座したことで権力に対する世直しとは別のベクトルに誘引された。石清水八幡宮への陳座を求めた道真の託宣も権力側の謀略とする説もある。しかし、京に菅原道真を祀る神社を求める人々の思いは深まり、北野八幡宮につながっていく。 2023/11/12

耳クソ

16
上代日本でやらかしまくった天皇家と藤原氏はその都度怨霊を生み出しては鎮めていくが、道真あたりから怨霊の大衆化は防げなくなっていき、また乱世に入るなかで後白河院の神仏祈祷は怨霊発生とのいたちごっこ状態に陥る。頼朝はそれを転倒させ、過去の敗者=怨霊や死者を鎮魂し、英霊化させることで規範として利用する。室町時代以降になると怨霊はキャラクター化されコンテンツ化していくなかでその力を失っていく。後半の怨親平等論は展開の仕方がやや危うい気がした。個人的には志多良神入京事件と愛宕山怨霊オールスターズが面白かった。2021/12/24

テツ

15
世界を、社会を、敵対したこの自分を怨みながら死んでいった(と自分が思い込んでいる)既に存在しない相手に怨霊という人格を与えることで、相手のきもちなど全く関係なく一方的に赦しを請えるし、崇め奉れば赦しどころか自分たちを守ってくれる存在にまで昇華できる。決して最初から論理的に構築された訳ではないのだろうけれど良くできたシステムだなと感心する。存在しなくなった相手に対する罪悪感を薄めるために敢えて怨霊という形でこの世界に繋ぎ止める。謝罪も逆ギレも相手がいなければできないもんな。斯くしてこの世には怨霊が跋扈する。2022/02/08

遊未

7
怨霊というと平安時代までを思ってしまいますが、太平記の時代まで取り扱いがあり、有名どころが揃っています。次第に民衆的となり、鎮魂の対象となります。初めてだったのは護良親王で、先頭に立って活動したけれど、政治的な立ち回りには向かなかった方でしょう。怨霊とならない方が不思議なほどの壮絶な最期でした。2022/03/20

らむだ

4
古代から中世にかけての怨霊の「誕生」から「終焉」までを資料に沿って辿る一冊。本書で取り扱う怨霊は政治の中枢部に現れたものに限られている。2022/12/29

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