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歴史文化ライブラリー
明治維新と豪農―古橋暉皃の生涯

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  • サイズ B6判/ページ数 192p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642057264
  • NDC分類 289.1
  • Cコード C0320

内容説明

地主として村役人を兼ねた上層農民「豪農」。彼らは幕末明治期に「草莽の志士」として倒幕運動に奔走する者もいれば、地域問題に取組み、村の復興・殖産に努めた者もいた。明治維新における豪農の役割とその意味を考える。

目次

明治維新と豪農―プロローグ
豪農古橋家と稲橋村(古橋家の歴史;家と村のたて直し)
幕末の政情に向かう(歎願・訴願の日々;助郷免除のため江戸へ;草莽国学者の誕生;農兵計画と長州征伐の献金;信仰生活の積極化;慶応二・三年の行動と情報の収集)
「御一新」政治への期待と参画(平田没後門同志との出仕;新政下の地方;物産振興の政策)
村に生きる(地域殖産の導入;地方政治と郷土教育;明治一〇年代後半の変動)
暉皃その晩年―エピローグ

著者等紹介

高木俊輔[タカギシュンスケ]
1939年、長野県に生まれる。1962年、東京教育大学文学部史学科卒業。1970年、東京教育大学大学院博士課程単位取得退学。1976年、文学博士(東京教育大学)。現在、国文学研究資料館名誉教授、立正大学非常勤講師(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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陽香

2
201108012017/06/13

wang

1
渋沢栄一のように明治維新を支えた豪農は全国に大勢居た。その中で三河国稲橋の名主だった古橋暉皃(てるのり)の生涯を取り上げる。村名主で地主・金貸し・酒造家の豪農だったが、先代までに借財が膨らみ村民からの信頼を失っていた。18歳で後を継いだ暉皃が自家の経営を立て直し、相次ぐ凶作で疲弊していた周辺村落の財政も再建。黒船来航後相次ぐ上納金の要求に対応し、幕末の尊攘運動に参加し新政府で働いた後、篤農家としていち早く農学会を開いて地域の殖産に勤めた。学校創設に私財を投じるなど地域の発展に寄与した。2021/11/05

onepei

0
左うちわで暮らしていたわけではないんだ。2011/09/17

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