出版社内容情報
皇居にはかつてゴルフ場やプールが存在し、スポーツに親しむ昭和天皇の姿がたびたび報じられた。幼少・学業期の遊び、皇太子時代の多彩なスポーツ経験、即位後の健康維持、戦後のスポーツとの関係を、豊富なエピソードを交えて辿る。天皇の身体=玉体を強健にするための「御運動」から、西洋化と伝統の相克や近代天皇制国家のありかたにも迫る。
内容説明
皇居にはかつてゴルフ場やプールが存在し、スポーツに親しむ昭和天皇の姿が報じられた。幼少時代の遊び、多彩なスポーツ経験、戦時下の健康維持などを、豊富なエピソードを交えて辿り、天皇の身体=玉体の形成に迫る。
目次
“玉体”とスポーツ―プロローグ
体質改善と御運動―幼稚園時代
武道との出会いと遊び―学習院初等科時代
帝王学とスポーツ―御学問所時代
新しい皇室像の発信―ヨーロッパ外遊
スポーツと伝統の相克―摂政時代
権威とスポーツとの親和―昭和天皇の誕生
大元帥としての健康維持―戦争の時代
“玉体”とスポーツの戦前・戦後―エピローグ
著者等紹介
坂上康博[サカウエヤスヒロ]
1959年、大阪府に生まれる。1981年、高知大学教育学部卒業。1983年、東京学芸大学大学院教育学研究科修士課程修了。1987年、一橋大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。現在、一橋大学大学院社会学研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ~ 1件/全1件