出版社内容情報
出雲といえば古代のイメージが強いが、まぎれもなく「中世」という時代はあった。日本海西部の出雲において、いかに「地域」が形成・展開し、これを公家・武家・寺社勢力による権門体制国家が支配しようとしたのか。院政期の杵築(出雲)大社「寄木の造営」や鎌倉幕府勢力の侵入、京極・尼子氏らの興亡などを描き、地域と国家との相剋に迫る。
内容説明
出雲にもまぎれもなく「中世」という時代はあった。日本海西部の出雲においていかに「地域」が形成・展開し、これを公家・武家・寺社勢力による権門体制国家がいかに支配しようとしたのか。地域と国家の相剋に迫る。
目次
中世支配体制の成立
鎌倉時代の公家・武家・寺社勢力の支配機能
鎌倉幕府支配の台頭―蒙古襲来以降
鎌倉幕府倒壊から南北朝動乱
南北朝動乱から室町幕府守護体制へ
戦国時代
著者等紹介
佐伯徳哉[サエキノリヤ]
1961年愛媛県に生まれる。2007年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了。博士(文学)。島根県教育庁文化課・島根県埋蔵文化財調査センター・島根県古代文化センター・(石見銀山)世界遺産登録推進室・島根県立古代出雲歴史博物館などを経て、現在、新居浜工業高等専門学校教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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