内容説明
越後の上杉謙信と甲斐の武田信玄。戦国時代の英雄として、後世の軍記物に描かれた以外、その実態は知られていない。川中島合戦の真実や、伝説の参謀の実在性、天下人になれなかった理由などを、実証的に追究した名著。
目次
第1章 家系と生いたち(上杉家と長尾氏;甲斐の武田氏;家督相続)
第2章 甲越の決闘(信濃経略;川中島戦争;関東進攻)
第3章 軍事力の構成(家臣団の編制と領国構造;軍制と軍法)
第4章 民政(農村と都市;経済政策;宗教統制)
第5章 西上の挫折(信玄の西上;謙信の征戦)
著者等紹介
井上鋭夫[イノウエトシオ]
1923年石川県に生まれる。1948年東京大学文学部国史学科卒業。新潟大学助教授・教授、金沢大学教授を歴任。1974年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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