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読みなおす日本史
入道殿下の物語 大鏡

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  • サイズ B6判/ページ数 215p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784642067140
  • NDC分類 913.423
  • Cコード C1321

出版社内容情報

平安中期、摂政・関白体制が成立。最盛期を迎える藤原道長の時代に至る推移を、歴史物語「大鏡」を軸に、平易な語り言葉で述べる。奈良時代の末、東北は本格的な征夷の時代に突入する。三十八年におよぶ戦争は、北上盆地を制圧して終結し、蝦夷と国家との関係は新たな段階を迎える。交流・災害・信仰にも注目し、アテルイとその後の東北を描く。



はじめに/雲林院の菩提講/帝の物語(代々の帝たち/冷泉天皇/円融天皇/花山天皇/一条天皇/幸いうすい帝と東宮―三条天皇と小一条院/今上天皇)/大臣の物語(入道殿下の遠い先祖の公達/本院の大臣と菅公/貞信公忠平/廉義公頼忠/右大臣師輔/謙徳公伊尹/忠義公兼通と大入道兼家/入道殿下の兄君たち)/入道殿下の物語/講師のお入り/おわりに/『入道殿下の物語』を読む…加藤静子

益田 宗[マスダ タカシ]

内容説明

平安中期、幼少の天皇に代わり、外戚の藤原氏が摂政・関白となって政治を行う体制が成立した。その最盛期を迎える道長の時代に至る推移を、歴史物語「大鏡」を軸に、平易な語り言葉で述べる。文学的にも優れた入門書。

目次

雲林院の菩提講
帝の物語(代々の帝たち;冷泉天皇;円融天皇;花山天皇;一条天皇;幸いうすい帝と東宮―三条天皇と小一条院;今上天皇)
大臣の物語(入道殿下の遠い先祖の公達;本院の大臣と菅公;貞信公忠平;廉義公頼忠;右大臣師輔;謙徳公伊尹;忠義公兼通と大入道兼家;入道殿下の兄君たち)
入道殿下の物語
講師のお入り

著者等紹介

益田宗[マスダタカシ]
1932年東京に生まれる。東京大学文学部国史学科卒業、同大学院博士課程を経て、1961年東京大学史料編纂所入所、助手、助教授、教授、所長を歴任。1993~99年国立歴史民俗博物館教授。2013年没(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

しゅてふぁん

34
優しい文章で書かれていて読み易かったが、系図や時代背景の説明がなく全体が語り口調で構成されているので、ある程度人物の名前や当時の状況がわかっていないと難しいかもしれない。藤原氏が力を持ち始めた時代から道長に至るまでの歴代大臣について書かれているので、藤原氏について整理ができて良かった。それにしても道長の強運は凄まじい。現代風に言えば‘道長は持ってる’なぁ(笑)2018/05/12

万葉語り

29
大鏡の現代語訳。大宅世継が語る歴代の帝と摂政・関白の物語。雲林院菩提講で講師が到着する前のわずかな時間に語られたとは思えないボリューム。花山天皇と冷泉天皇が印象的だった。機会があれば原文で通読したいと思う。しかし、機会はあっても能力的に無理。2016-1682016/08/02

三毛猫座(みけ

4
系図がないと頭が混乱するが、歴史的に理解しなくても充分面白い。平安貴族って大変だったんだなあ。今の時代にも通じる。賢いだけでなく人を敬い敬われ、コミュ力もないと成功しない。2016/10/06

千慧

1
平安時代については学生時代の歴史でくらいしか学んだことがなかったので、当時の政治についてや貴族についても知ることが出来て面白かったです。政治に関しても実力はもちろんですが、運も大きく、入道殿下はあらゆる面でも幸運で恵まれた方だったのだと思いました。2016/10/29

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