内容説明
親鸞の思想を通して、現代の学問、宗教、社会の抱える課題を明らかにし、人間とは何か、生きるとは何かを問う。
目次
第1章 存在の尊さの回復―愚かな迷いの身に帰る(問いを深めていくのが親鸞の視座;自我意識で真実を立てていくのではない ほか)
第2章 対談 自己を受けとめ、世界に開くために(世の中の出来事のほとんどは従来の科学的方法ではわからない;人間が自由であるときはじめて「知ること」「創造すること」ができる ほか)
第3章 親鸞にみる魂の脱植民地化(主語;述語 ほか)
第4章 現代と親鸞(人間絶対の現代;答えが独り歩きした現代 ほか)
著者等紹介
安冨歩[ヤストミアユム]
1963年大阪府生まれ。東京大学東洋文化研究所教授。京都大学大学院経済学研究科修士課程修了。京都大学人文科学研究所助手、ロンドン大学政治経済学校(LSE)滞在研究員、名古屋大学情報文化学部助教授、東京大学大学院総合文化研究科・情報学環助教授を経て、東京大学東洋文化研究所准教授、2009年より現職。博士(経済学)
本多雅人[ホンダマサト]
1960年東京都生まれ。真宗大谷派東京教区蓮光寺住職。真宗大谷派教師。東本願寺同朋会館教導。元親鸞仏教センター研究員。元高校教員。9歳で得度。大谷派僧侶資格を取得するが、寺を継ぐことに疑問を感じ、教職へ。教員在職中に寺を継ぐことを決意
佐野明弘[サノアキヒロ]
1958年静岡県生まれ。石川県加賀市蓮如上人御旧跡光闡坊住持。真宗大谷派教師、東本願寺同朋会館教導。アレン・ネルソン平和プロジェクト代表、放射能測定室こうせんぼう代表。22歳で仏門に入り、6年あまり禅宗僧侶として学ぶ。35歳で真宗僧侶(門徒)に転ずる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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