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出版社内容情報
不登校、いじめ、抑うつ状態、ひきこもり、低学力など、発達障害の特性から生じるいわゆる二次障害を防止し、中学生や高校生を社会生活へとつなげるために必要な知識や支援策について、豊富な事例を交えて解説。
「心の発達支援シリーズ」刊行にあたって
はじめに
第1章 思春期の子どもの発達と支援の現状
1 思春期の発達
はじめに
身体的発達
心理社会的発達
おわりに
2 中学校、高校における特別支援教育のシステムと現状
(1)特別支援教育
(2)特別支援教育の支援システム
(3)学内外における連携
第2章 気になる問題のアセスメントと支援の要点
1 基本的な考え方
(1)情報収集の範囲
(2)情報収集の必要性
(3)特性理解の必要性
2 気になる行動の実態把握
(1)第1段階(要因を考える)
(2)第2段階(学びの基礎的学習能力の困難を把握する)
(3)第3段階(適切な学びの支援を進める)
3 気になる行動の支援の要点
(1)不登校
(2)コミュニケーションの困難
第3章 気になる学習・進路での課題と支援
1 学習上の課題と支援――発達障害のある子どもの教科指導
?国語
?数学
?社会
?英語
?体育
2 進学と就労
(1)施策の動向と後期中等教育以降の支援の必要性
(2)発達障害の特性をもつ児童生徒に対するキャリア教育
(3)進路選択と支援
(4)職業選択と就労支援
おわりに
第4章 事例を通して
1 発達障害を疑われる生徒とその家庭への支援――集団生活になじめないアキヒロ
2 組織的な支援体制による3年間の支援――突然不登校になったケイカ
3 高校における保健支援部の取り組み――2つの事例を通して
?二次障害を抱え、心身面で体調を崩す生徒
?行動面で落ち着きのなさが気になる生徒
第5章 問題の気づきと支援に向けたスキルアップ――研修プログラムの紹介
1.教職員に求められるもの
2.研修プログラム
3.研修プログラムの構成
(1)はじめに
(2)発達障害の理解
(3)アセスメント
(4)行動への支援
付録 「青年期の特別支援教育フォーラム」による研修について
松本 真理子[マツモト マリコ]
名古屋大学心の発達支援研究実践センター、大学院教育発達科学研究科教授。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期修了。博士(心理学)。臨床心理士、学校心理士。聖隷クリストファー看護大学助教授、金城学院大学人間科学部教授を経て、現職。専門は児童・思春期を対象とした臨床心理学。
主な著作に『子どものロールシャッハ反応――形態水準と反応内容』(監修、金子書房、2009)、『子どもの臨床心理アセスメント――子ども・家族・学校支援のために』(編著、金剛出版、2010)、『フィンランドの子どもを支える学校環境と心の健康――子どもにとって大切なことは何か』(編著、明石書店、2013)、『世界の学校心理学事典』(監訳、明石書店、2013)、『心とかかわる臨床心理 第3版――基礎・実際・方法』(共著、ナカニシヤ出版、2015)他。
永田 雅子[ナガタ マサコ]
名古屋大学心の発達支援研究実践センター、大学院教育発達科学研究科教授。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期修了。博士(心理学)。臨床心理士。日本福祉大学心理臨床研究センター嘱託研究員、名古屋第二赤十字病院小児科臨床心理士、浜松医科大学子どものこころの発達研究センター地域支援室コーディネーターを経て、現職。専門は周産期?乳幼児期の親と子を対象とした発達臨床心理学。主な著作に、『周産期のこころのケア――親と子の出会いとメンタルヘルス』(単著、遠見書房、2011)、『“いのち”と向き合うこと・“こころ”を感じること』(編著、ナカニシヤ出版、2013)、『心理臨床における多職種との連携と協働――つなぎ手としての心理士をめざして』(編著、岩崎学術出版社、2015)他。
野邑 健二[ノムラ ケンジ]
名古屋大学心の発達支援研究実践センター「発達障害分野における治療教育的支援事業」特任教授。浜松医科大学医学部医学科卒業。博士(医学)。児童精神科医師。愛知県青い鳥医療福祉センター児童精神科医長、名古屋大学医学部附属病院親と子どもの心療科助教を経て現職。専門は、児童精神医学、発達障害児への支援、幼児期からの発達支援。主な著作に、『子どもの発達と情緒の障害』(共編著、岩崎学術出版社、2009)、『発達障害児の家族支援(発達障害医学の進歩24巻)』(共編著、診断と治療社、2012)、『児童青年精神医学大辞典』(共訳、西村書店、2012)他。
酒井 貴庸[サカイ タカノブ]
名古屋大学大学院教育発達科学研究科、文部科学省「発達障害に関する教職員育成プログラム開発事業」特任助教。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程。修士(臨床心理学)。臨床心理士、社会福祉主事。情緒障害児短期治療施設(現児童心理治療施設)バウムハウス心理療法士、山の上こどもクリニック心理士、野宮病院(非常勤心理士)、日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て現職。専門は児童・思春期の発達障害を対象とした臨床心理学、教育心理学。主な著書に『臨床心理学実践の基礎 その2』(分担執筆、ナカニシヤ出版、2015)。
目次
第1章 思春期の子どもの発達と支援の現状(思春期の発達;中学校、高校における特別支援教育のシステムと現状)
第2章 気になる問題のアセスメントと支援の要点(基本的な考え方;気になる行動の実態把握;気になる行動の支援の要点)
第3章 気になる学習・進路での課題と支援(学習上の課題と支援―発達障害のある子どもの教科指導;進学と就労)
第4章 事例を通して(発達障害を疑われる生徒とその家庭への支援―集団生活になじめないアキヒロ;組織的な支援体制による3年間の支援―突然不登校になったケイカ;高校における保健支援部の取り組み―2つの事例を通して)
第5章 問題の気づきと支援に向けたスキルアップ―研修プログラムの紹介(教職員に求められるもの;研修プログラム;研修プログラムの構成)
付録 「青年期の特別支援教育フォーラム」による研修について
著者等紹介
松本真理子[マツモトマリコ]
名古屋大学心の発達支援研究実践センター、大学院教育発達科学研究科教授。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期修了。博士(心理学)。臨床心理士、学校心理士。聖隷クリストファー看護大学助教授、金城学院大学人間科学部教授を経て、現職。専門は児童・思春期を対象とした臨床心理学
永田雅子[ナガタマサコ]
名古屋大学心の発達支援研究実践センター、大学院教育発達科学研究科教授。名古屋大学大学院教育発達科学研究科博士課程後期修了。博士(心理学)。臨床心理士。日本福祉大学心理臨床研究センター嘱託研究員、名古屋第二赤十字病院小児科臨床心理士、浜松医科大学子どものこころの発達研究センター地域支援室コーディネーターを経て、現職。専門は周産期‐乳幼児期の親と子を対象とした発達臨床心理学
野邑健二[ノムラケンジ]
名古屋大学心の発達支援研究実践センター「発達障害分野における治療教育的支援事業」特任教授。浜松医科大学医学部医学科卒業。博士(医学)。児童精神科医師。愛知県青い鳥医療福祉センター児童精神科医長、名古屋大学医学部附属病院親と子どもの心療科助教を経て現職。専門は、児童精神医学、発達障害児への支援、幼児期からの発達支援
酒井貴庸[サカイタカノブ]
名古屋大学大学院教育発達科学研究科、文部科学省「発達障害に関する教職員育成プログラム開発事業」特任助教。筑波大学大学院人間総合科学研究科博士課程。修士(臨床心理学)。臨床心理士、社会福祉主事。情緒障害児短期治療施設(現児童心理治療施設)バウムハウス心理療法士、山の上こどもクリニック心理士、野宮病院(非常勤心理士)、日本学術振興会特別研究員(DC1)を経て現職。専門は児童・思春期の発達障害を対象とした臨床心理学、教育心理学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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