21世紀型スキル―学びと評価の新たなかたち

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21世紀型スキル―学びと評価の新たなかたち

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  • サイズ A5判/ページ数 265p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784762828577
  • NDC分類 375.17
  • Cコード C3037

出版社内容情報

生涯に渡る学習や自らの賢さを育て続ける力の育成が希求され,その教育と評価を考える国際プロジェクトが進行している。本書は,創造性,批判的思考,メタ認知,コミュニケーション,コラボレーション,ICTリテラシー等の4カテゴリー,10スキルについて詳説。日本でどう取り組んでいくべきかの書き下ろし2章を付加。

有識者からのコメント
21世紀に求められる新しい教育の目標・体系・評価を世界トップの専門家が検討した必読書(東京大学大学院情報学環准教授 山内祐平)
21世紀型スキルについて一貫した見方を提供し、さらに新しい能力観へと読者の議論を誘う本(トロント大学オンタリオ教育研究所/知識イノベーション・テクノロジ研究所教授 マリーン・スカーダマリア)

21世紀型スキルについて
21世紀は、情報知識基盤社会と言われています。ICTによって社会的なつながり方も変わってきています。そのような21 世紀に必要なスキルは、ICTを活用しながら、学習者同士が互いに理解を深め合い、あるゴールを達成するにつれて新しいゴールを見出し、新しい課題を自ら設定してそれを解きながら前進していく,創発的で協調的なプロセスを通して知識を生み出すスキルです。国際団体ATC21S (Assessment and Teaching of 21st Century Skills)はグローバルIT企業の支援のもと、世界各国の研究者や政府、国際機関が連携して、21世紀型スキルを以下4つの分類からなる10のスキルに整理し提案しています。

? 思考の方法
1. 創造性とイノベーション
2. 批判的思考、問題解決、意思決定
3. 学び方の学習、メタ認知
? 働く方法
4. コミュニケーション
5. コラボレーション(チームワーク)
? 働くためのツール
6. 情報リテラシー
7. ICTリテラシー
? 世界の中で生きる
8. 地域とグローバルのよい市民であること(シチズンシップ)
9. 人生とキャリア発達
10. 個人の責任と社会的責任(異文化理解と異文化適応能力を含む)

監訳者巻頭によせて
日本語版出版によせて
本書を読む前に(編訳者からのメッセージ)
はしがき

第1章 教育と学校の役割の変化
 要約
 21世紀型スキルの学びと評価プロジェクト
 白書
 評価の開発
 評価されるスキル
 教育観,授業観に対する影響
 評価に対する影響
 評価が教育政策に及ぼす影響
 ATC21Sプロジェクトのプロセス
 課題

第2章 21世紀型スキルを定義する
 要約
 学習を促進するスタンダードと評価の役割
 学習の質を評価するシステムの特徴
 テクノロジ利用による変容的評価と学習
 21世紀型スキルのフレームワークと評価モデルへの到達
 今後の課題

第3章 知識構築のための新たな評価と学習環境
 要約
 知識社会,そして教育改革の必要性
 新たなスキルの創発を支援する新たな学習目標と方法
 知識創造組織の特徴
 知識構築環境の特徴
 知識構築と学習理論
 評価改革への示唆
 これから求められる研究
 付録 知識構築分析フレームワーク

第4章 新たな評価のための教育政策の枠組み
 要約
 オーストラリア
 フィンランド
 シンガポール
 イギリス
 結論

第5章 新たな学びと評価は日本で可能か(書き下ろし)
 21世紀型スキルとは何か?─「生きる力」とどう違うのか
 21世紀型スキルを取り上げる価値─「たしかな学力」では不足か
 21世紀型スキルの教育と評価─「指導と評価の一体化」と同じことか
 明日から私たちにできること

第6章 新たな学びと評価を現場から創り出す(書き下ろし)
 21世紀型スキルはどこが「新しい」のか
 新しいゴール
 21世紀型スキルを育成する学習環境
 建設的相互作用と知識構成型ジグソー法
 授業実践事例 
 新しい学びを広げていくためにできること

引用文献
索引
編訳者あとがき

【著者紹介】
三宅 なほみ
東京大学 大学総合教育研究センター 教授

目次

第1章 教育と学校の役割の変化
第2章 21世紀型スキルを定義する
第3章 知識構築のための新たな評価と学習環境
第4章 新たな評価のための教育政策の枠組み
第5章 新たな学びと評価は日本で可能か
第6章 新たな学びと評価を現場から創り出す

著者等紹介

グリフィン,パトリック[グリフィン,パトリック] [Griffin,Patrick]
ATC21Sプロジェクト・エグゼクティブディレクター。メルボルン大学大学院教育学研究科・副研究科長、評価研究センター・所長

マクゴー,バリー[マクゴー,バリー] [McGaw,Barry]
メルボルン大学、博士

ケア,エスター[ケア,エスター] [Care,Esther]
メルボルン大学准教授

三宅なほみ[ミヤケナホミ]
1982年カリフォルニア大学サンディエゴ校心理学部Ph.D.取得。現在、東京大学大学院総合教育研究センター教授

益川弘如[マスカワヒロユキ]
2003年中京大学大学院情報科学研究科情報認知科学専攻博士課程単位取得満了、博士(認知科学)。現在、静岡大学大学院教育学研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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Roy

2
正直専門的にすぎて難しい内容ではあるが、21世紀型スキルとその評価に関する議論を知るうえで参考になる。工業型社会からサービス中心の社会に移行したことと、デジタル技術が発達したことによって、求められる能力なども変容してきた。その能力を特定していくことと同時に、その能力を育むためには評価の手法を確立していき、政策にも落とし込めるレベルにしていく必要がある。技術の発達と評価方法の開発が進展すれば、個別最適化をもたらす教育さえも可能になる。2019/08/29

ハパナ

1
日本で言うところの義務教育に該当する期間内での、新しい教育の考え方や評価方法について総括した枠組みの本です。 農業→手工業→機械工業→金融産業→情報産業と社会の主軸が移り変わっていく中で、社会に出た段階での要求される能力も変わってきます。 現代や未来の産業・社会にフィットするように、教育の枠組みを変えていくのは必要だと思いますが、答えが単一では無いようなやり方だと教え手の裁量が多くなりますね。 そのような中で、個別にハイレベルな対応が出来るハイパー教師の育成こそが、ミソになるのではないでしょうか。2015/01/25

鵜殿篤

0
まあ、言っていること自体は分からなくもない。現代は、明らかに根本的な変化の過程にある。かつて農業社会から産業社会に生産様式が変化した際には、封建社会から市民社会へという政治様式の変化に伴って、徒弟制から学校教育へ教育様式も変化した。現在の学校システムは、明らかに近代(産業社会+国民国家+資本主義+民主主義)をサポートするために機能している。だからもしも産業社会が終わるのであれば、学校システムの有効性も崩れる。そのこと自体には、多くの人がとっくに気づいている。2017/12/27

のびちゃん

0
21世紀型スキルについて,様々な実践研究から書かれている本です。内容が難解で読み切るのにとても時間がかかってしまいました。(同じページを何度も読み直すなど…)2015/11/10

yukiko-i

0
いま話題の21世紀型学力について、体系的にまとめられているので勉強になる。授業案を考える際に参考にしたい。2015/07/14

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