内容説明
ある日、突然隣人がいなくなった。戦後、ドイツ人はどんな嘘を必要としたのか?
目次
第1部 反ユダヤ的コンセンサスから良心のやましさへ―ドイツ社会とユダヤ人迫害一九三三年‐一九四五年(一九三三年以降のユダヤ人迫害―社会的態度の四つの要因;「…原則的に承認された」。反ユダヤ的コンセンサスと「全国水晶の夜」;ドイツ系ユダヤ人の強制移送とコンセンサスの限界;ホロコーストを知ること;一九四三年の戦況転換後―処罰の恐れと良心のやましさ;総括と展望―良心のやましさから責任回避と相殺へ)
第2部 ナチ政権とその犯罪の国際的周知(隠れ蓑としての戦争;ソ連邦での犯罪行為に関する最初のニュース;一九四二年のドイツ軍勝利の兆しの中での全面的大量殺人;スターリングラード後の反応;処罰による連合国の圧力;ハンガリーのユダヤ人の生命をめぐる戦い;最初の強制収容所の解放;戦後時代への伝説;総括―ナチ指導部と連合国)
著者等紹介
バヨール,フランク[バヨール,フランク][Bajohr,Frank]
1961年生まれ。エッセン大学で歴史、社会諸科学、教育学を学ぶ。1986年ギムナジウム教員国家試験合格。1989年ハンブルク大学現代史研究所共同研究員となり、その後ハンブルク大学講師も務める。2000年~2001年イェルサレムのヤド・ヴァシェムホロコースト研究国際研究所で共同研究員
ポール,ディータァ[ポール,ディータァ][Pohl,Dieter]
1964年生まれ。ミュンヒェン大学で歴史、政治学を学ぶ。1992年~1994年カナダ司法省勤務。1995年ミュンヒェンの現代史研究所共同研究員となり、2007年からミュンヒェン大学講師も務める。2010年9月以降クラーゲンフルト大学(オーストリア)教授
中村浩平[ナカムラコウヘイ]
神奈川大学名誉教授
中村仁[ナカムラジン]
1967年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、日本大学ほか非常勤講師。専攻:ホロコーストの文学や歴史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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