ホロコーストを知らなかったという嘘―ドイツ市民はどこまで知っていたのか

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ホロコーストを知らなかったという嘘―ドイツ市民はどこまで知っていたのか

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  • サイズ B6判/ページ数 213p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784768469842
  • NDC分類 234.074
  • Cコード C0022

内容説明

ある日、突然隣人がいなくなった。戦後、ドイツ人はどんな嘘を必要としたのか?

目次

第1部 反ユダヤ的コンセンサスから良心のやましさへ―ドイツ社会とユダヤ人迫害一九三三年‐一九四五年(一九三三年以降のユダヤ人迫害―社会的態度の四つの要因;「…原則的に承認された」。反ユダヤ的コンセンサスと「全国水晶の夜」;ドイツ系ユダヤ人の強制移送とコンセンサスの限界;ホロコーストを知ること;一九四三年の戦況転換後―処罰の恐れと良心のやましさ;総括と展望―良心のやましさから責任回避と相殺へ)
第2部 ナチ政権とその犯罪の国際的周知(隠れ蓑としての戦争;ソ連邦での犯罪行為に関する最初のニュース;一九四二年のドイツ軍勝利の兆しの中での全面的大量殺人;スターリングラード後の反応;処罰による連合国の圧力;ハンガリーのユダヤ人の生命をめぐる戦い;最初の強制収容所の解放;戦後時代への伝説;総括―ナチ指導部と連合国)

著者等紹介

バヨール,フランク[バヨール,フランク][Bajohr,Frank]
1961年生まれ。エッセン大学で歴史、社会諸科学、教育学を学ぶ。1986年ギムナジウム教員国家試験合格。1989年ハンブルク大学現代史研究所共同研究員となり、その後ハンブルク大学講師も務める。2000年~2001年イェルサレムのヤド・ヴァシェムホロコースト研究国際研究所で共同研究員

ポール,ディータァ[ポール,ディータァ][Pohl,Dieter]
1964年生まれ。ミュンヒェン大学で歴史、政治学を学ぶ。1992年~1994年カナダ司法省勤務。1995年ミュンヒェンの現代史研究所共同研究員となり、2007年からミュンヒェン大学講師も務める。2010年9月以降クラーゲンフルト大学(オーストリア)教授

中村浩平[ナカムラコウヘイ]
神奈川大学名誉教授

中村仁[ナカムラジン]
1967年生まれ。慶應義塾大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学。現在、日本大学ほか非常勤講師。専攻:ホロコーストの文学や歴史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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うずまきナルト

3
大学の授業でドイツ語と第三帝国時代のドイツについて学び、ドイツ特にナチスに興味がでてきて本書を読んだ。大学に入学する前はホロコーストの原因はヒトラーにあると(多くの人は)思っていたが、授業や本書を読んでヨーロッパの歴史からみても反ユダヤ主義が国民にあり、様々な複雑な要因が入り混じって、あそこまでの虐殺につながったのかと納得した。すべてヒトラーなどのナチスがすべて悪いのは間違いだと知った。せっかく大学生になったので興味があった分野をかたっぱしから読んでいきたい。2019/06/17

穂積

2
ちらっとでも授業中に考えればわかることなんだけど、「なぜドイツ人がホロコーストの存在を無視したのか」に対してあまりにも意識が低いように思う。ナチスはユダヤ人排斥をうたっているのにも関わらず、実際命が奪われることを見ずに過ごせたのか?日本であっても、この問題は無縁ではない。「ヒバクコク」として被害者意識を持ち続けるだけでなく、他民族(朝鮮・中国・琉球・アイヌ)を差別し虐げたという現実を認識する必要があるのは自明だろう。愛国心は、歪んだ正義までも「愛する」ことであってはならない、と私は思う。2011/07/18

takao

1
ふむ2022/04/10

えむa

1
現在でも、第2次世界大戦の前後も含めたあの時代の全容は、まだまだ掴みきれてないのかも。ホロコーストは、恐るべき大犯罪だが、全てがナチスドイツ狭義ではSSの仕業であるというという単純な図式に落とし込もうとした非ユダヤ系ドイツ国民について言及した前半。ユダヤ人たちが排除された後、彼らの住居や財産など利益を得た人たち、疑義をもちながら積極的に抗議をしなかった人たちも共犯ではないか。翻ってわが国にも言えるかもしれない。巨大な暴力の前には抗しきれない?権力の暴走を止めるのは?学ぶことは多い。2016/02/12

釈聴音

1
市民の「無関心」や「自己正当化」がナチスの犯罪行為を「知らなかった」という欺瞞を生み、逆転した「(妄想としての)被害者意識」が自らの加害性を抑圧する。現代にも通じる問題である。2011/07/31

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