出版社内容情報
今のサイバー攻撃や情報漏えいはセキュリティ製品を導入するだけでは防げません。攻撃者は巧みに技術的な不備、運用の隙間、人の心理的弱点を突いてくるからです。攻撃する側も、十代の少年、犯罪組織、国家とさまざまです。攻撃対象もパソコンやスマートフォンだけでなく、電化製品や発電所までもが狙われています。本書は、実際のセキュリティ事件を題材に、その事件が起きた背景や原因を解説します。さらに、対策としては本来どうあるべきだったのかを考えます。本書で扱うサイバー攻撃の中には、まるでドラマや小説のような巧妙な手口が登場します。また、セキュリティ事件の背景には驚くべき事実もたくさんあります。それゆえ本書には読み物としての知的好奇心をくすぐるおもしろさがあります。楽しみながら、セキュリティに対する知識、心構えを身につけましょう。本書を読み終えたあとには、きっと自分のパソコンや家庭・企業のセキュリティの弱点も見えてくるはずです。そして、現実的な対策も考えられるようになるはずです。本書は、雑誌『Software Design』の2013年7月号~2017年1月号に掲載された連載記事「セキュリティ実践の基本定石 ~みんなでもう一度見つめなおそう~」の中から、現在でも通用する話題を選りすぐり、必要に応じて情報を更新して再編集した書籍です。
内容説明
あなたは素人にセキュリティについて聞かれたときに、正しく説得力のある説明ができますか?
目次
第1章 なぜ脆弱性は生まれるのか、なぜ攻撃は減らないのか
第2章 そのセキュリティ技術は安全か
第3章 今後深刻化するであろう脅威
第4章 一番の脆弱性は人間
第5章 セキュリティ情報の収集/読み解き方
第6章 2014~2016年の5大セキュリティ事件詳説
感想・レビュー
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秋
くらーく
Dice/K
dzuka
広瀬雅哉