内容説明
まじょのティリーは、ハロウィーンの女王。くらく、ぶきみなハロウィーンの夜、こどもたちをおどかすことがティリーの仕事です。なのに、きぶんは、うきうき、るんるん。にこにこがおが、どうしても、もとにもどりません。なんとかして、おそろしいまじょに、もどらなくては!サーフボードホウキで飛びまわる、「おそろしい」まじょティリー登場。ドン・フリーマン作の、ワホワホたのしいおはなしです。
著者等紹介
フリーマン,ドン[フリーマン,ドン][Freeman,Don]
1908年、アメリカのサンディエゴに生まれる。ニューヨークで、ジャズトランペッターとして生計をたてながら、絵の勉強を続け、1940年代に子どもの本をかきはじめる。1978年没
なかがわちひろ[ナカガワチヒロ]
本名、中川千尋。絵本作家・翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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chiaki
37
ドン・フリーマンのハロウィンの読みもの。恐ろしい顔で子どもたちを驚かさないといけないハロウィーンの日に、魔女らしくないにこにこ笑顔がはりついてしまった魔女ティリー。ワヒワヒ病院の先生による診断の結果は「ひどくおもいびょうき」、ティリーはダメ魔女として魔女学校でやり直しをさせられ…。サーフボードで移動するのが可笑しい。低学年さん是非〜。2021/12/07
ヒラP@ehon.gohon
23
やさしくて親切で明るい魔女になってしまったティリーが、初心に戻るための苦行のお話です。 とぼけたお話ですが、やっぱり魔女には風格がなくてはね。 ティリーの表情の変化が楽しい、フリーマンの挿絵が気に入っています。2022/11/06
mntmt
15
コメディ。笑った。2019/10/01
みよちゃん
9
フリーマンの他のは読んでいたが、これは初めて。季節もので読んで見た。いつも悪いまじょだが、今夜は良い魔女に。そうしたら修行しなおしに。表情がとてもいい。2016/10/17
ゆきのひ
3
魔女は恐いものである。ハロウィーンの日には、よい子がいじわるな魔女に化けるから、いじわるな魔女がよい子に化けてもいいじゃないか―そう考えたティリーの顔つきは変わり、気分もウキウキ、ルンルンして、恐ろしい魔女ではなくなってしまった。ティリーはダメ魔女のレッテルまで貼られ…ストーリーの展開は想像できるが、素直に面白い。魔女とはどういうものであるかがよくわかり、そこがこの話の味噌です。2015/10/07