内容説明
悩める青年達におくる!東大教師も悩んでいた―。そんなときに出会った、人生の道しるべとなった本を紹介。
目次
1 研究編(研究者となることを決めた;研究分野を決めた;研究分野への関心を高めた;研究対象となった;研究の視座を育んだ)
2 生活編(時代を映した;生きる糧となった;自らを形作った)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
汽
4
「悩める青年達におくる!」帯に書かれた文句である。何気なく東京へ赴き、新橋から上野までダラダラと歩いた日、偶然にも東大のOC日であった。17歳の高校生達に紛れながらこれが日本の脳の中枢になるのかと思いながら生協で売っていたこの本もやはり何気なく手に取った。総じて人文、社会学系の教師の寄稿は面白かった。だが多くの講師曰く、絶対にこれと決められる青春の一冊という本はないと。おそらく普通の人よりもはるかに多くの本を読んできた東大講師の面々がそういうのであれば当時の青春も今の青春もどこか似たものがあると思う。2017/10/31
ゲスト7
1
おっさんも昔は学生だったんだな、なんて感じた。42016/03/16
ロピケ
1
「東大」、「青春」のキーワードから、人が進路を決めるきっかけってなんだろうという興味が湧いた。読んでいくとやはりその辺りのことがそれぞれに書かれていて満足できた。多かったのは学園紛争期に入学したり、入試自体が中止になったという話で、その他にも入学はしたものの、うつになったり、引きこもりがちの生活を送ったり…とバラ色の生活ではなかったりする。専攻を数学にするか、音楽にするか迷ったという面白い人もいるように、入学当初とは思惑が全く違った人も沢山いた。その時々の自分の興味に忠実に道を選ぶという所が読み所だった。2013/12/25
YTY
0
東京大学新聞の人気企画をまとめた本。各先生の原点や、青春の時代の空気が感じられるのが面白い。2013/04/30