内容説明
今日、どのような資質・能力―コンピテンス―が、国際社会に求められているのだろうか。本書は、2015~2017年に計3回、11の専門分野、7000名に及ぶ大学生・卒業生・教員・企業人らに向けて実施された「グローバルに問われる能力」に関する調査データの詳細な統計分析結果を紹介する。日本の大学教育成果を具体化した実証研究からは、産学それぞれの求める「コンピテンス」の認識の相違が示されるなど、大学関係者にとって重要な示唆が導かれている。
目次
第1章 コンピテンスとは
第2章 コンピテンス調査の概要
第3章 日本の大学で習得された、もしくは重要だと考えられている専門コンピテンス
第4章 対象者間の違い:企業人の認識は大学関係者とどのように違うのか
第5章 大学間の違いはどのようなコンピテンスで見られるのか
第6章 経済学とビジネスの詳細分析
第7章 汎用コンピテンスについてわかったこと
第8章 結論:調査から分かったこと
著者等紹介
加藤真紀[カトウマキ]
一橋大学森有礼高等教育国際流動化機構准教授、東北大学大学院情報科学研究科後期博士課程人間社会情報科学修了(博士(情報科学))、マサチューセッツ州立大学教育学部修士課程国際教育専攻修了
喜始照宣[キシアキノリ]
園田学園女子大学人間健康学部助教、東京大学大学院教育学研究科博士課程満期退学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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