出版社内容情報
集団自決、鉄血勤皇隊、コザ暴動、沖縄のガンジー、戦争マラリア、尖閣列島戦時遭難事件。当事者の証言で沖縄問題を学ぶ異色の力作。
内容説明
歴史的事実を当事者が語る。集団自決から逃走し孤児として生き延びた少年、重傷の同級生に手榴弾を渡した鉄血勤皇隊員、コザ暴動で嘉手納基地に突入したロック歌手、沖縄のガンジーと呼ばれた反基地運動家、戦争マラリアと陸軍中野学校、尖閣列島戦時遭難事件…後世に残されるべき証言録。
目次
第1部 沖縄地上戦の証言(沖縄地上戦の記憶―集団自決、そしてコザ孤児院の記憶;白梅学徒隊の証言―戦争の悲惨さと平和の尊さ;ひめゆり学徒隊が見た戦争の本質―今だからこそ記憶を残したい;鉄血勤皇隊―「手榴弾をくれ」と君は言った;戦争マラリア―もう一つの沖縄戦の記憶;尖閣列島戦時遭難事件)
第2部 戦後の沖縄(「沖縄福祉の母」島マス―受け継がれるチムグリサンの心;なぜ平和ガイドをやるのか?―戦争体験を語り・継ぐ若者;なぜボランティア団体が遺骨収集を続けるのか?―「ガマフヤー」の活動と心;沖縄、異国情緒のルーツをたどる)
第3部 沖縄と米軍基地(沖縄密約証言;コザ暴動―米軍の横暴に対するウチナーンチュの不満の爆発;「命は宝」の意志を受け継いで―伊江島の基地問題と「沖縄のガンジー」;普天間基地移設と辺野古問題)
著者等紹介
松野良一[マツノリョウイチ]
1956年生まれ。中央大学総合政策学部教授。専門はメディア論、ジャーナリズム論。中央大学大学院総合政策研究科博士後期課程修了。博士(総合政策)。2003年4月から中央大学FLPジャーナリズムプログラムを担当している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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