SB新書<br> 2020年からの新しい学力

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SB新書
2020年からの新しい学力

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  • サイズ 新書判/ページ数 224p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784815602611
  • NDC分類 370.4
  • Cコード C0237

出版社内容情報

2020年の教育改革が
中間層の学力を破壊する!

2020年の大学入試制度改革の根底には、文科省による「知識の活用」を目指す大規模な教育改革が存在する。
しかし、新しい教育体制にすべての子どもがスムーズに対応できるとは限らない。
予想されるのが、これまで中間層にいる子どもたちが陥る学力危機である。
教育制度改革によって直面する問題とはなにか。
教育現場の実情を踏まえて、それにいかに対応していくべきかについて論じていく。

内容説明

2020年の大学入試制度改革の根底には、知識偏重だったこれまでの教育をあらため、知識の活用に重点をおく教育制度改革がある。グローバル化やAIなどの新しいテクノロジーがもたらす社会の変化に対応できる人材を育成するという理念のもとに、改革が進められているのだが、一方でさまざまな問題に直面している。新しい時代に必要な学力は本当に身につくのか。教育現場の実情を踏まえて論じていく。

目次

序章 真に必要な「学力」が見失われている―志望校に入るための「勉強力」は、本来の「学力」ではない
第1章 2020年大学入試改革にはじまる「教育改革」の“落とし穴”―高く掲げる理想はよいが、現場が対応できない
第2章 生徒たちの「学力」の現状とは?―「読解力」のない子どもは、AIに使い倒されてしまう
第3章 こんな学校に子どもを預けてはダメ―注目は“マイルドに管理しつつ背中を強く押す”系でない新興勢力
第4章 こうすれば子どもの学力は伸びる―子どもを型にはめて、伸びる芽を摘んではいけない
第5章 子どもが必ず身につけるべき三つのこと―「想像力」「デザイン力」「自分軸」が鍵だ

著者等紹介

石川一郎[イシカワイチロウ]
「聖ドミニコ学園」カリキュラム・マネージャー、「香里ヌヴェール学院」学院長、「21世紀型教育機構」理事。1962年東京都出身、暁星学園に小学校4年生から9年間学び、85年早稲田大学教育学部社会科地理歴史専修卒業。暁星国際学園、ロサンゼルスインターナショナルスクールなどで教鞭を執る。前かえつ有明中・高等学校校長。「21世紀型教育」を研究、教師の研究組織「21世紀型教育を創る会」を立ち上げ幹事を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

gonta19

116
2019/9/22 喜久屋書店北神戸店にて購入。 2019/9/22〜9/23 新しく始まる大学入学共通テストを受けてこれからの時代に必要とされる学力について論じた内容。子供が中学受験するので、色々な説明会に参加しているが、学校によってこれらの内容に対応できないところは淘汰されていくんだろう。想像力、デザイン力、自分軸がキーワード。最近の若い人達の想像力の欠如は私も感じていたが、最後の自分軸は、言われてみればその通り、という感じで良いサジェスチョンだった。2019/09/23

tamami

49
2019年刊行直後に半ばまで読み、今日通読する。帯に、予測できない未来に必須の「学力」とは!?、とあり、3年前には全く予想もしなかった「コロナ騒ぎ」が日本中を混乱させていることに歴史の皮肉を思う。著者は、子どもが未来を切り開いていくために「想像力」「デザイン力」「自分軸」が大切であると言う。ただその育て方については突っ込みが足りない様に思う。本書前半のいわゆる学校選びや受験技術的な部分を薄くして、それらの力を付ける具体的な方策をさらに提示して欲しかった。自分の周りの子ども達を見ていると、やはり絶対的な経験2022/05/20

金城 雅大(きんじょう まさひろ)

31
著者の主観で意味のないものがちらほら混じっているのと論展開がやや雑なのが少し気になりましたが、主張自体は概ね参考に値するものだと思った。 「新聞の囲み記事を要約する」のような課題は、公文式でひたすらやってたなぁ。 明確に反対なのは、HOW MUCH(効率性重視)と「好き嫌いをはっきりわかる」の2点。 効率性度外視の精神と曖昧性は、教育の何処かに残すべきだと思う。2019/11/03

ムーミン

30
義務教育の世界では常に実践への努力がなされていたものが、大学改革そして高校へと変わらざるを得ない状況が生まれ、ようやく堂々と取り組むことができそうです。ただ、今の大人の中にある学力観、評価観を変えていくには、時間も必要だし、地道な説明も必要だと思います。2019/10/04

すみけん

15
大学入試制度が2020年度から大きく変わる「かな?)。その変更の理由とは何か。予測不能な未来を生き抜く学力とは。「勉強」ではなく「学ぶ力」を育む。非常にわかりやすく、これからの教育を語ってくれている、教員、保護者、生徒などなど、幅広い層に読んでもらいたい。A軸B軸C軸の話は秀逸であった。2019/11/12

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