内容説明
むかしあるところにちいさなおんなのこがいました。誰もが共感する、成長することの喜びを、繊細な絵と平明な言葉で描きます。
著者等紹介
クラシロフスキー,フィリス[クラシロフスキー,フィリス][Krasilovsky,Phyllis]
1926-。ニューヨーク生まれの作家。病床にあった親戚の少年を楽しませるために書いた手紙をもとに、1950年にはじめての絵本『おさらをあらわなかったおじさん』(岩波書店)を出す
ニノン[ニノン][Ninon]
1908-2000。本名ニノン・マクナイト。オーストラリアのシドニーに生まれる。絵が好きで、15歳のころから新聞に子どもや妖精の絵を載せていた。後に渡米し、結婚後はグリーティングカードや絵本の絵を描き、長年にわたりイラストレーターとして活躍した。晩年はシアトルに住み最後まで絵を描き続けた
福本友美子[フクモトユミコ]
公共図書館勤務を経て、フリーで児童書の研究・翻訳などをする(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
♪みどりpiyopiyo♪
72
素敵なお話♡ みんなみんな ちいさなちいさな赤ちゃんだったのよね。そうして少しずつ大きくなって、お兄ちゃんお姉ちゃんになって、大人になって、おじいちゃんおばあちゃんになるのでしょう。ちいさなちいさな おとこのこ おんなのこ だったみんな、にっこりしちゃうと思うよ( ' ᵕ ' )2016/07/20
はる
65
絵もストーリーも可愛らしいお話。最初はとても小さくて、ドアの取っ手にも手が届かない女の子。でも、少しずつ成長していきます……。タイトルから小人のお話?と思ったら、幼かった少女の成長を描いた物語でした。本国での初版は1953年。ノスタルジックな色合いとフォントの雰囲気がいい感じ。元は作者の姪に送った誕生日カードだそう。女の子の洋服がおしゃれで可愛いなあ。2023/10/12
ひめありす@灯れ松明の火
51
としょかん子どもまつり特設会場にて。ガイドさん曰く「あら、こういうのが好きなのね」と。だって、すっごっく可愛いんだもの!針金みたいに繊細な線描も、淡くてシックな色遣いも、テクスチャの使い方も、部屋に飾りたい。妖精みたいだったニノンがだんだん人間の少女に、お姉ちゃんになっていきます。お友達が出来て、お手伝いができて。そんな一つ一つが彼女の中にある心を育てていくみたいに。お姉ちゃんを育てるのは弟妹の役目なんだなと思いながら読みました。私もかつてニノンだったんだ、と思うと尚更愛しくてぎゅっと抱きしめたくなります2015/04/24
ねむねむあくび♪
51
図書館の本♪柔らかな線と細かい絵が愛らしい絵本♪(*^。^*)作者紹介の欄の『この絵本はもとは姪に送った誕生日カードだった』に納得(*´∀`)ちいさなちいさなおんなのこの、健やかな成長を思う気持ちで溢れた1冊ですね♪(*^_^*)ギフトにも良さそうです♪2014/05/07
パフちゃん@かのん変更
48
初めは妖精かと思っていた小さな小さな女の子。いつの間にか成長し、お姉ちゃんになります。生まれてきたのは小さな小さな赤ちゃん。お姉ちゃんになった子に読んであげたいですね。2013/07/28