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世界傑作童話シリーズ
ドレスを着た男子

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  • サイズ B6判/ページ数 222p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784834026825
  • NDC分類 K933
  • Cコード C8097

内容説明

デニスは、学校中でいちばんサッカーの上手な男の子。母さんが家を出ていってからは、父さんと兄さんの三人で暮している。ある日、雑貨店で見かけた『ヴォーグ』のなかに、母さんが着ていたワンピースとよく似たドレスを発見し、きらびやかな服の世界に夢中になる―。イギリス児童文学界期待の新星(実は人気コメディアン)のデビュー作。

著者等紹介

ウォリアムズ,デイヴィッド[ウォリアムズ,デイヴィッド][Walliams,David]
1971年イングランド生れ。ブリストル大学卒業(演劇専攻)。国立青少年劇場で出会ったマット・ルーカスとともに脚本執筆・主演したBBCのコメディ番組『リトル・ブリテン』で一躍スターダムに。本人は偉丈夫の異性愛者だが、コメディなどでは女装を披露することが多い。コメディアン・俳優業のかたわら、2008年に『ドレスを着た男子』を発表、以後、児童文学作家としても活躍する

ブレイク,クェンティン[ブレイク,クェンティン][Blake,Quentin]
1932年イングランド生れ。ケンブリッジ大学卒業。イギリスを代表する子どもの本の画家。ロアルド・ダール作の児童書への挿画などで名高い。1980年ケイト・グリーナウェイ賞、2002年国際アンデルセン賞画家賞など受賞多数、フランス政府より芸術文化勲章受章。王立芸術学院で長く教鞭をとった

鹿田昌美[シカタマサミ]
国際基督教大学卒業(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

へへろ~本舗

9
全てがハッピーエンドになる読後は清々しい。タイトル「ドレスを着た男子」より「ドレスを着た男の子」の方が語呂というか、響きがいいような気がする。2018/09/30

星野

7
図書館にて。てっきり性同一性に関する内容のものかと思って手に取ってみたけれど、どうやら本作は女装系。これはこれでユーモアに富んでいてなかなか楽しめました。ちょっとご都合主義なところはあるにせよ、伝えたいメッセージはしっかり伝わってくるので良作だと思う。読後感が清々しい。着たいものを着なくちゃね!2012/10/20

菱沼

6
もう少し深い内容なのかと思った。が、軽いノリでこういう話を子ども向けに提供することも大切なのかもしれない。苦しくも暗くもなければ、倒錯だの異常だのと言われることもないかもしれない。職場で、若い女性職員がモノトーンの服を着、初老の男性職員がピンクのシャツで出勤するのを見るたび、これでいいんだと思う。私の娘は黒いランドセルを選んで小学校に入学し、「おとこ女」と言われて泣かされた。先駆者花森安治はスカートを愛用したという。ひとりひとり好きな格好は違う。その当たり前に気づく。2017/09/14

ぶぶ漬け

6
ネタバレあり! ファッション版『リトルダンサー』?「男だから~なんてするな」と言われても夢中になる気持ちを抑えられないデニスの気持ちを馬鹿にしない超人気な先輩や親友との関係が素敵。デニスは女装することで母さんを近くに感じていたのかな?ラスト、デニスがドレスを着てピッチに立つ姿を応援する父さんは憑き物が取れたようで、家族の再生が描かれており、シンミリしました。校長先生のオチもイギリスらしいジョークで面白かった!2012/06/24

Midori Matsuoka

5
学校一サッカーが上手い12歳の「男子」デニスが学校一のオシャレ女子リサと出会い「ドレスを着る」ことに目覚める。 女の子=ドレス、男の子≠ドレスという短絡的ではないデニスの心の動きが描かれているところがとても興味深い展開。ラストの展開は予測できなかった爽快感があった。サッカーチームの仲間やデニスを大切に思っている人たちの存在が良い。2018/07/02

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