感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
鱒子
73
図書館本 舞台はわたしが住んでいるところの隣の市。昭和40年に実際に起きた大きな炭鉱事故をあつかっています。モノトーンで描かれる炭鉱町の少女たちの日常。ピンク色の定規だけが鮮やかで印象的です。2021/08/07
gtn
33
他人をも元気づける逞しき人たち。そんな人たちを一瞬にして消し去る事故。残された者は、どう生きていくべきか、熟慮を迫られる。2022/08/19
ヒラP@ehon.gohon
25
ボタ山と言われて、その姿を頭に思い描ける人は、大人でも少ないのではないでしょうか。 そんなレアな題材を掘り起こしたのは、著者の石川さんが、隣のおじさんから何度も聞かされていたからでした。 大人のための絵本2021/10/27
バニラ風味
25
炭鉱のある町で生まれ育った作者が、実際に経験したお話。モノトーンの絵が、とても迫力あります。新しくできた友だちと、ちょっと危険なことをした時の主人公の顔のほてりや、ドキドキ感が伝わってきました。過去の事実を絵本で後世に伝えていくのは、とても大切なことだと思いました。2017/06/16
かおりんご
23
絵本。恐らく九州の炭鉱が舞台。炭鉱に暮らす子供たちの日常は、今の子にはわかりづらい。言葉を補いがら読むのがよさげ。日本にも、こんな時代があったことが分かる。2019/09/29