感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
なななお
26
団体貸出で図書館から借りており、今日返却なのにクラスで紛失、探していたら出てきたこの本。「読んでくれ」と言っていたのかな。福島の三春は春になると梅・桃・桜が同時に咲く事が町名の由来で、デコ人形という郷土玩具があります。それを作る職人の小屋を『デコ屋敷』と言い、あっくんのお父さんはその職人です。デコ作りが最盛期に入り、デコ屋敷に泊まり込みで作業しています。あっくんの家は赤ちゃんが生まれたばかりで、お母さんからお手伝いを言いつけられ面白くないあっくんは、つい......。2023/01/18
mntmt
15
良い行いも悪い行いも誰かが見ているよ。2020/03/19
雨巫女。@新潮部
11
《本屋》自分が、つらいからといって、ものにあたってはいけない。2020/03/18
おはなし会 芽ぶっく
8
自分ばかりが損をしている気分は誰でもありますね。生まれたばかりの妹に手がかかるお母さんのお手伝いばかりをしなくてはならないあっくん(あつお)は、イライラして八つ当たり。お父さんの働くデコ(張り子)やしきにお弁当を届けにいっただけなのに、デコたちにはあっくんのやったことが筒抜けで…。怖い目にあったけれど、「やらされている」から「頼られてる」に気持ちが切り替わったのが素晴らしい!「あっくん あがつく あかだいこん♪」つい即興で歌ってしまいます。2024/02/05
遠い日
7
デコは、福島・三春の名産土産物。妹が生まれて忙しいお母さんに無理やりお手伝いをさせられて、内心不満いっぱいのあっくん。お父さんの夜のお弁当を届けるのも、おもしろくない。春の盛りなのに気分は最悪。そんなあっくんのやけが起こしたいけないいたずら。デコたちに責められて、悪夢のようなハプニング。きっと、あっくんの自責の念がそれを見せたのだと思う。お兄ちゃんになるのって、大変。でも、兄の自覚を持ったあっくんは、顔つきまでキリリ。子どもって、一瞬で成長することがあるのだなぁ。2020/05/31