日本の色辞典

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日本の色辞典

  • 吉岡幸雄
  • 価格 ¥3,630(本体¥3,300)
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  • サイズ A5判/ページ数 304p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784879405494
  • NDC分類 757.3
  • Cコード C0072

出版社内容情報

日本の伝統色を日本古来の植物染で再現し、総カラー最新ダイレクト製版で見せる、色標本・色名解説の集大成。襲の色目 (かさねのいろめ) 42種も掲載。

日本には美しい色名がいくつもあります。本書では収録した466色のうち209色の日本の伝統色を、日本古来の植物染により再現。色名にまつわる逸話や歌、物語などにもふれながら、日本の色の歴史や文化を平易に解説。

万葉から江戸時代の染職人が行っていた自然の植物から色を汲み出す業を、半生をかけて現在に蘇らせたのは、日本の染色界の第一人者、京都で200年以上続く染屋「染司よしおか」五代目当主の吉岡幸雄氏と染職人の福田伝士氏。

収録した色名の例:
【赤】
代赭色 (たいしゃいろ) / 茜色 (あかねいろ) / 緋 (あけ) / 紅絹色 (もみいろ) / 韓紅 (からくれない) / 今様色 (いまよういろ) / 桜鼠 (さくらねずみ) / 一斤染 (いっこんぞめ) / 朱華 (はねず) / 赤香色 (あかこういろ) / 赤朽葉 (あかくちば) / 蘇芳色 (すおういろ) / 黄櫨染 (こうろぜん) / 臙脂色 (えんじいろ) / 猩々緋 (しょうじょうひ) など 104色
【紫】
深紫 (こきむらさき) / 帝王紫 (ていおうむらさき) / 京紫 (きょうむらさき) / 紫鈍 (むらさきにび) / 藤色 (ふじいろ) / 江戸紫 (えどむらさき) / 減紫 (けしむらさき) / 杜若色 (かきつばたいろ) / 楝色 (おうちいろ) / 葡萄色 (えびいろ) / 紫苑色 (しおんいろ) / 二藍 (ふたあい) / 似紫 (にせむらさき) / 茄子紺 (なすこん) / 脂燭色 (しそくいろ) など 46色
【青】
藍 (あい) / 紺 (こん) / 縹色 (はなだいろ) / 浅葱色 (あさぎいろ) / 甕覗 (かめのぞき) / 褐色 (かちいろ) / 鉄紺色 (てっこんいろ) / 納戸色 (なんどいろ) / 青鈍 (あおにび) / 露草色 (つゆくさいろ) / 空色 (そらいろ) / 群青色 (ぐんじょういろ) / 瑠璃色 (るりいろ) など 60色
【緑】
柳色 (やなぎいろ) / 裏葉色 (うらはいろ) / 木賊色 (とくさいろ) / 蓬色 (よもぎいろ) / 萌黄色 (もえぎいろ) / 鶸色 (ひわいろ) / 千歳緑 (ちとせみどり) / 若菜色 (わかないろ) / 苗色 (なえいろ) / 麹塵 (きくじん) / 苔色 (こけいろ) / 海松色 (みるいろ) / 秘色 (ひそく) / 虫襖 (むしあお) など 57色
【黄】
刈安色 (かりやすいろ) / 鬱金色 (うこんいろ) / 山吹色 (やまぶきいろ) / 柑子色 (こうじいろ) / 朽葉色 (くちばいろ) / 黄橡 (きつるばみ) / 波白色 (はじいろ) / 菜の花色 (なのはないろ) / 承和色 (そがいろ) / 芥子色 (からしいろ) / 黄土色 (おうどいろ) / 雌黄 (しおう) など 36色
【茶】
唐茶 (からちゃ) / 団栗色 (どんぐりいろ) / 榛摺 (はりずり) / 阿仙茶 (あせんしゃ) / 檜皮色 (ひわだいろ) / 肉桂色 (にっけいいろ) / 柿渋色 (かきしぶいろ) / 栗色 (くりいろ) / 白茶 (しらちゃ) / 生壁色 (なまかべいろ) / 木蘭色 (もくらんいろ) / 苦色 (にがいろ) / 団十郎茶 (だんじゅうろうちゃ) / 土器茶 (かわらけちゃ) / 媚茶 (こびちゃ) / 鳶色 (とびいろ) / 雀茶 (すずめちゃ) / 煤竹色 (すすたけいろ) など 107色
【黒・白】
鈍色 (にびいろ) / 橡色 (つるばみいろ) / 檳榔樹黒 (びんろうじゅぐろ) / 憲法黒 (けんぽうぐろ) / 空五倍子色 (うつぶしいろ) / 蠟色 (ろういろ) / 利休鼠 (りきゅうねずみ) / 深川鼠 (ふかがわねずみ) / 白土 (はくど) / 胡粉 (ごふん) / 雲母 (きら) / 氷色 (こおりいろ) など 53色
【金・銀】
金色 (きんいろ) / 白金 (はっきん) / 銀色 (ぎんいろ)

吉岡幸雄(よしおか さちお)略歴
染織史家・「染司よしおか」主宰
京・伏見で江戸時代から続く染屋を営む。染色家として東大寺や薬師寺の伝統行事をにない、染織史家として『日本の色辞典』『源氏物語の色辞典』『王朝のかさね色辞典』など著書多数。きもの文化賞、菊池寛賞、NHK 放送文化賞を受賞。

喜多章(きた あきら)著者略歴
すべての撮影を自然光とその室内で使われている照明だけでこなす京都生まれの写真家。写真集「国宝建築〈全〉行脚」『祭――大爆 発・日本の祭』など、個展も多数。太陽賞受賞。

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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

獺祭魚の食客@鯨鯢

47
 昨年亡くなった染色家。この本から日本の色には様々な表現があることを知りました。  新撰組の装束は浅葱色(あさぎいろ)であると聞き、その音からして黄色に近いのかと思いきや水色だったことを知り歴史小説さえ読めないなとおもったことがあります。  陰陽五行の五色や赤橙黄緑青藍紫の虹の七色など色が人間の生活を律していることはとても驚きです。2021/03/25

mii22.

26
エメラルドグリーンやターコイズブルーといった色名に心ときめくものを感じるものの、「桜色」「若草色」「浅葱色」「山吹色」といった日本の色にはやはり郷愁や安らぎや温もりを感じ、心惹かれます。著者がおっしゃるように美しい色を人は求め続け、季節ごと自然界に生まれる色に、色名を冠し、歌や文に詠み、衣に纏い、万葉の頃より受け継がれてきたのでしょう。この本を眺めていると遥か平安の時代に思いを馳せ、源氏物語や枕草子を読みたくなってきます。馴染みのない色名もありますが、どれも漢字から想像できる美しい色の世界が広がります。2015/07/24

双海(ふたみ)

15
日本古来の鮮やかな色文化を現代に蘇らせることに半生をかけてきた、「染司よしおか」五代目当主、吉岡幸雄による色名解説と色標本。たいへん勉強になる。色の世界は深い。2024/03/09

Mzo

15
読友さんのレビューを見て読みたくなった本。着物の基礎知識などないのだけれど、大変興味深く読みました。微妙な色合いを作り出し、絶妙な名前をつける、先人の苦労と知恵を堪能しました。こういう本を読むだけで、教養人になれた気がしてしまう(笑)。とても良い本ですが、色名の由来となった動植物の写真がもう少しあったらよかったな。2022/02/23

獺祭魚の食客@鯨鯢

12
 日本の伝統色を色見本を示しながら紹介する辞典です。著者の吉岡さんは植物から「染色」を続けることにより古代からの色の伝統を守ってきました  色は鉱物を原料とする顔料による塗料もありますが、人間が触れることによる健康被害を考えると自然由来の素材は理にかなっているのですね。  都に疫病が蔓延したのは水銀を多用した寺社の朱塗りやが原因と言われたり、鉛を原料とするおしろいを常用した花魁が短命だったり、など色は「色々」?なことを示唆してくれます。2018/02/27

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