内容説明
いつでもぼくの味方をしてくれて、困ったときには、すぐ助けに来てくれる。いいおとうさんとは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nakanaka
78
タイトルと表紙からして感動モノであることは一目瞭然でした。父は既に他界しており、父の記憶が無い息子に母が想像から父について語るというストーリー。母の想像である点がこの絵本の特徴なのかなと感じました。そして私自身も息子たちにとってこんな父でありたいなとも感じました。病死や事故死かと思いきや戦争で亡くなったということがラストの方でわかり戦争の悲惨さを訴える絵本でもあるなぁと感じました。子供との時間は大切にしたいものです。2016/07/03
chiaki
48
父さんは、ぼくが生まれたときからもういない。そんな亡くなった父さんの面影を偲ぶぼく。一緒にゲームしたかった、本を読んでもらいたかった、友だちに父さんの自慢をしたかった、話を聞いてほしかった、味方になってほしかった…。残されたぼくを思い、とても切ないはずなのに、乾いた土に、じんわりと水が染み込んでいくような、優しく温かで穏やかな気持ちになる。子どもたちにとって、私もこんな母でいたい。“そうやって はなすことで おまえはもうじゅうぶんに ばつをうけているのだよ”2021/05/29
ぶんこ
45
おとうさんと暮らす毎日、朝の通勤通学、帰宅後の家族団欒での優しいおとうさん。僕の友だちも尊重してくれる。先生に困っていると言われても、子どものする事には何か訳がある。その訳をしっかり聴くというのがとうさんだ。理想的なおとうさん。最後で心がシ〜ンとなりました。2023/03/13
たまきら
21
切ないお話です。男の子が男の人に読んでもらうといいんじゃないかなあ。2017/04/19
いっちゃん
16
作者が思う理想のお父さん。こんな完璧なお父さん、なかなかいないけど、こうなろうって思えるお父さん像があるのはいいね。2017/01/29