出版社内容情報
「ねえ、おじいちゃん。おじいちゃんのおじいちゃんはどんなひと?」5歳の男の子の素朴な質問から、時がどんどんさかのぼる。おじいちゃんからおじいちゃんへ、そのまたおじいちゃんへ……。そしてたどり着いたところは、原始時代!「ぼくのおじいちゃんはおさるさんなの?」大胆な構図とユーモラスな仕掛けで、読むものを引きつけ、笑いを誘う、長谷川義史の初めての絵本です!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
しゅわ
75
【図書館】ボクのおじいちゃんのおじいちゃんの、そのまたおじいちゃんの…と自分のルーツをたどってゆくお話。とてもシンプルながら、子供が一度は考えたことがある素朴な疑問に、わかりやすくこたえてくれる楽しい絵本です。長谷川さんらしく書き込まれた背景が、明治は明治らしく、江戸は江戸らしいのが良いです♪ ただし、読み聞かせはメチャクチャ大変です(涙)2014/10/26
舟江
72
確かに、子供はいなくとも親は必ずいる!歴史の本を紐解く時、ご先祖様は何をしておったか思いを馳せるのも良いかもしれない。こんなことを思えるのは、歳を取ったせいだと思う。絵のタッチはすごく良いと思う。2019/03/13
chimako
67
ざっと言えば命のつながりの絵本。しかしそこは長谷川さん。オチもある。未来も見える。大人が楽しめるのは細かい描き込み。表紙をめくるとみかえしには懐かしい玩具や道具。メンコの野球選手はなんと〈別当〉!ひいおじいちゃん辺りからの街の様子が素晴らしい。ひいおじいちゃんが抱えるのはカストリ。その後あちこちに現れるキリンビールの看板、女給さんが運ぶのはソーダ水とオレンジシュース?蕎麦をすするひぃ×9おじいちゃんの住む花のお江戸。小さく画かれる人たちの表情。やがて時代は遡り……こんな絵本は大人も大好き。あー楽しかった!2014/09/10
gtn
64
五歳のぼくのおじいちゃんとひいおじいちゃんは、嗜みよりも本能を優先せざるを得なかった世代だと思う。憎むべきは戦争。2020/08/29
mizshnami
60
自分は何者なのか?どこからきたのか?もとを辿ると?などといった子どもの疑問にわかりやすく答えています。ボクもタイムマシンがあったら、まずやってみたいことです。そして、おさるさんのさらに前は・・・2014/10/22