内容説明
「女と男の関係史」と格闘し続けてきた著者が、XX、XY、XO、XXY、XXX、XYY…そのほか男、女という二極性では捉えきれない、自然界に多様に存在する性のあり方から歴史を捉え直す意欲作。
目次
媒介する性―方法と事態(「本質的認識」に到ることは不可能?;原初のカオス―中間の性を見る視点 ほか)
幕間エッセイ カタリスト
補1 「女と男の時空」とは何か(男女関係史という視点―「日本女性史」問い直し;「時空」の歴史学―高群逸枝とアナール派 ほか)
補2 「女と男の時空」その後(海から見た女たちの歴史;地球史が示す仮説群―族内婚と桂女 ほか)
補3 ジェンダーの時空とは何か(ジェンダー関係の相対性;忘れられた族母性から現代を見る)
著者等紹介
河野信子[コウノノブコ]
1927年福岡県生まれ。女性史家。専攻は(数学、哲学)女性史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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