片山杜秀の本<br> 片山杜秀の本〈2〉音盤博物誌

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片山杜秀の本
片山杜秀の本〈2〉音盤博物誌

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  • サイズ B6判/ページ数 328p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784903951072
  • NDC分類 760.9
  • Cコード C1073

出版社内容情報

吉田秀和氏も激賞した前作『片山杜秀の本1 音盤考現学』に続く第2弾。
シューベルトを近眼派音楽の夜明けと断じ、金満的ヴィブラートの淵源はクライスラーにありと喝破、信時潔から坂本龍一に至る隠された楽統を暴き出し、ショスタコと恋愛映画の意外な親和性を解明する──
音盤の博物学者・片山杜秀が渡り歩いた傑作・問題作。
『レコード芸術』誌の人気連載「傑作!? 問題作!?」の後半50本を完全収録!

内容説明

シューベルトを近眼派音楽の夜明けと断じ、金満的ヴィブラートの淵源はクライスラーにありと喝破、信時潔から坂本龍一に至る隠された楽統を暴き出し、ショスタコと恋愛映画の意外な親和性を解明する―音盤の博物学者・片山杜秀が渡り歩いた傑作・問題作。『レコード芸術』誌連載の後半50本を完全収録。

目次

小指の思い出
踊れ、ベートーヴェン!
留学生はかく悟れり
愛国のかたち
生産しない女
偉そうなチェロ
入野義朗という難関
バレンボイムの複数の故郷
ラッヘンマンの疎外とさび
ドシラとゴジラ〔ほか〕

著者等紹介

片山杜秀[カタヤマモリヒデ]
音楽評論家、思想史研究者。1963年仙台生まれ。東京で育つ。慶應義塾大学大学院法学研究科後期博士課程単位取得退学。専攻は政治学。朝日新聞、産経新聞、『レコード芸術』『CDジャーナル』等で音楽評を執筆。『週刊SPA!』に1994年から2003年までコラム「ヤブを睨む」を連載。二百枚以上のCDのライナー・ノートを手がけ、またCDレーベル、ナクソスの「日本作曲家選輯」の企画構成を担当。2006年、日本近代音楽研究の業績により、京都大学人文科学研究所から人文科学研究協会賞を受ける。2008年4月より慶應義塾大学法学部准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ニールキャサディ

1
音盤考現学も凄かったが、この本も博覧強記に圧倒される。音楽から文化文明批評に話が及び、それも決して恣意的な解釈ではなくきちんと説得力を持って、議論が展開されている。まだまだシリーズ本があるのが嬉しい。菊池成孔が今日本で一番良い文章家とラジオで話していたが、深く同意。2014/03/14

タイコウチ

1
紹介されるのはクラシックばかりなので、聴いたことがあるどころか名前を知っているものもあまりない。にもかかわらず不思議に面白いのは、音盤解釈をネタに文化・社会を語りつくす話術の力だろう。堅苦しく古めかしい言葉遣いがブレンドされた軽妙で調子のいいアジ演説のような文章に、古今東西の蘊蓄がこれでもかと盛り込まれ、現代音楽マニアのオタク魂が炸裂している。さまざまなクラシック現代音楽がいまだ次々と制作されていることを教えられるとともに、好きな音楽に真剣に耳をすまし、自由に楽しむという原初的な喜びを思い出させてくれる。2013/04/29

Cell 44

0
永遠に読んでいられる。2017/07/03

ドミニク

0
★★★★☆

note103

0
おもろい22008/11/20

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