内容説明
ある日、ママが家を出ていきました。その日から、ニーナは2つのおうちで暮らすことになりました。パパの家にいるときは、ママを思い出し、ママの家にいるときは、パパを思い出すニーナ。そんなニーナにパパとママは…。家族のかたちは変わっても、変わることのない愛の物語。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
遠い日
11
離婚した親のもとを行ったり来たりしながら暮らすニーナ。父と母の仲はもう元には戻らないけれど、それぞれが娘のことを精一杯に愛してやまない。二人ともから愛されていることで、ニーナは安定し、幸せを感じている。家族の形というものが、決してひとつではないことを示し、離婚という重いテーマなのに、そこに愛が在ることに不思議な感動を覚える。2014/03/24
もっちゃか
5
離婚したパパのお家とママのお家を行き来して暮らすニーナ。夫婦の愛情は変わってしまっても、両親共にニーナを愛していることに変わりはないんだということが伝わってきます。こういうテーマの絵本が、もっと色々あってもいいのになぁ。難しいかなぁ…。2014/09/10
たがも
3
パパとママが別々に暮らし始めたからニーナにはおうちがふたつあるの。昔みたいにパパとママは仲良くないけれど、ニーナが初めてプールに行った日は、二人で見に来てくれた。家族の形は変わっても、子どもが両親から愛されていることを感じられる絵本。2011/09/09
さとちゃん
0
父と母が別々に暮らしていても、ニーナのことは変わらずに愛しているよ。そのことがよく伝わってくるのだが、どことなく、ニーナ自身が言葉に出して、安心するために再確認しているようにも読める。ニーナのように別居親と関わり続けられるのが理想だが、現実は厳しい。せめて、同居親は別居親への嫌悪感を、子どもの前ではかくして欲しいな。2018/05/02