すべての人にすべての事柄を教授する―コメニウスの壮大な構想の生成と展開過程を著作に基づき体系的に考察する。

... コメニウス研究が新しい局面を迎えることになった点でも劇的である。コメニウスの業績は、ラテン語教科書や教授学関係の著作の他に、幼児教育(『母親学校』)や生涯教育の構想、汎知学の体系(『事物の扉』『人間にかかわる事柄の改善のための総審議 ...

世界とは「教育の世界」であり、教育とは人間を世界へと開く営みである。ナチスの侵攻、戦後の社会主義政権、プラハの春の挫折。チェコ20世紀の激動のなかで三度大学を追わ ...

... コメニウスのメタ・メッセージ」(『日本のコメニウス』日本コメニウス研究会, 1993 年 8 月, 1-19 頁)論文「高校教育の理念と現実」(『教育と医学』教育と医学の会, 1993 年 8 月, 49 頁)論文「相談電話の人間学―テレホン・ TEL ・デンワ・お電話 ...

... コメニウス研究に関する多くの著書が出版されており、翻訳をする上でいくつかの研究書も参照させていただいた。本書で、難解なコメニウス教育論について紹介ができたのは、諸先生方のすぐれた著作のおかげであり、諸先生方に感謝申し上げたい。また本書の ...

... コメニウス研究所の蔵書を見てもこりゃ文理大の方がよっぽど揃っているということを発見していささか自慢したくなりましたね。まあ、今の教育大のコメニウス文庫はコメニウス・コレクションとしては世界屈指の一つじゃないですか。中野ところで先生 ...

... コメニウスの思想は,従来そのラテン語およびドイツ語の著作を通して知られてきた。コメニウスがボヘミア出身であり,チェコ語においても多方面な著作活動をおこなっていることはよく知られていたが,言語的障壁のためこの方面の研究は著しく遅れていた。 19 ...

... コメニウス』牧書店堀内守『コメニウス研究』福村出版(山口栄一) Locke ,ところがロックは右の原理を遠い. 形式を普遍的なるものからはじめて、特殊なものにおいて終る」という原理は、認知科学でいう「知識」の問題と無縁ではない。いかに知識は形成され ...

... 研究者はもとより、マサリクをはじめとした多くの知識人による多面的な読解が試みられてきた。さて、パトチカにとってコメニウス ... コメニウスの意味を過大評価することはできない。 153 パトチカとコメニウス.

... 研究者によるコメニウス幼児教育論の研究である。日本のコメニウス研究は、戦後、鈴木秀勇江藤恭二堀内守らの原典(チェッコ語・ラテン語)にもとづくすぐれた研究によって飛躍的に発展した。これらの成果を継承しながら、藤田輝夫・井ノ口淳三(および井谷 ...