1848年、米北東部の鉄道施設現場で事故が起き、鉄棒が現場監督P・ゲージの前頭部を貫通した。それを境にゲージの性格と行動は一変した。著者自身が携わってきた症例やゲージ ...

... デカルトが精神と身体を二分したことから、両者の関係が問われるようになりました。「手を動かそう」と思ったときに手が動くのは、心と体のどのような関係によるのか、考えてみましょう。「心身二元論とは何か?デカルト*は、精神と物体を区別し、人間 ...

デカルトの原理なるものは、実はこういう多くの世界の中で、人間と物質だけをえらび出し、そしてその人間と物質のみに占有的な存在権を与えたのにすぎないのである。それはむしろ存在に加えられた一種の暴力であるかのようである。神も天使も存在を認め ...

デカルト研究の最高水準を示す、伝記の決定版。しばしば所在が不明なほど孤独と旅を愛した「仮面の哲学者」デカルトの生涯と思想の深化を、膨大な資料の読解を通じ丹念に描 ...

哲学の小径へ誘う「エセー」群。

近代哲学の祖デカルトと、王家没落の悲運を背負ったボヘミア王女エリザベトとの間に交わされた書簡六十通。心身問題、健康管理、道徳や世界観、国家社会観、情念等、悩める ...