政治学をまなぶ場合ともすれば現代の政治や政治過程の分析とその方法・理論に関心が集まりがちであるが、それらを理解するためにも政治機構に関する知識は欠かせない。本書 ...

徹底した民意の反映を追究する現代議会制論

... 制度論」に於いて述べらるるであらう。其の一は、一八三二年の選擧法改正を第一著として、世界戰争後に於ける一九一八年及び一九二七年の普通選擧法に至るまでの、數次の選擧法改正に依り、議曾が大地主の議會たる性質からじて真に民主的な議會となるに至 ...

... 制度論的アプローチは、議会生活の発展に政党の起源を結びつけるものである。政党の組織に関する研究を提示したデュベルジェ( Maurice Duverger )の議論が最初のものであ政党の発生に関する問題に取り組むには、いくつかの方法があるが、例えば ...

... 制をとる。一選任の方法―比例代表制をめぐって―第一節代表者の選任について( 5 )水木惣太郎「選挙制度論」二二三頁以下、同「議会制度論」二二頁、芦部信喜「憲法と議会政」二九四頁以下。( 4 )選挙権の平等原則は、憲法が結社の自由(二条)を認めている ...