出版社内容情報
20世紀初頭、ベルリンには芸術家が異常なほど集中し、近代の粋というべき芸術を噴出させる。
目次
1 都市計画、建築、住居
2 絵画
3 彫刻
4 映画
5 演劇
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
fritzng4
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世界最大の芸術都市であった1910年〜33年のベルリンを都市計画・建築・住居、絵画、彫刻、映画、演劇というテーマで切り分け、各専門家が論じる。都市計画や建築・住居は歴史的興味として、映画は個人的興味として大変面白く読んだが、それ以外は専門的すぎて固有名詞が頭に入ってこず流し読み。本来、各芸術がそれぞれ関連し合い文化を形作った訳だろうが各分野の記述が独立し深いので読み通すのには苦労した。多くの図版があってそれだけでも楽しい。芸術家たちがロシア・東欧からパリを目指す際の中継地点として発展したという歴史に納得。2022/06/26