出版社内容情報
現代社会の基本的法体系を,市民生活を中心に興味深く平易に説明し,併せて質の高い学問的内容をもった入門テキスト.道理にかなった法的思考力が身につけられるように,著者の学問経験に即して読者と共に考える.
内容説明
学生や社会人が実生活になかでどのような形で法律関係に引き込まれていくのかということを出発点として、民法を生活のなかで捉え、その抽象的な規定の意味するところ、その現代的な課題が充分に理解できるように、民法の全体系をスケッチする。
目次
1 民法の体系
2 私的自治の原則と意思表示
3 現代社会と所有権
4 契約当事者と権利・義務
5 消費者問題と私法
6 現代社会と不法行為
7 相続と扶養
8 民法解釈における論理と利益衡量
9 民法と争訟法