出版社内容情報
ネット上にあふれる名誉毀損的表現，わいせつ画像，著作権侵害…．サイバースペースにおける「表現の自由」についていかに考えるべきか．インターネットの発達が突きつけるさまざまな法律問題に，憲法学の視点から解決を試みる．
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヤギ郎
11
インターネットやサイバーにおける問題を憲法の視点から整理した。従来憲法学から指摘されていた表現の自由に関する論点の他に、プロバイダの責任やプライバシーの保護、民主主義といった論点にも言及している。2000年初期に本書が登場したことから、この頃から法学分野がインターネットに関心を持っていたといえるだろう。インターネットと憲法学が重なる場所を描いた良書。2002年出版。2022/10/07
