岩波新書<br> フランス家族事情―男と女と子どもの風景

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岩波新書
フランス家族事情―男と女と子どもの風景

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  • サイズ 新書判/ページ数 207p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004304043
  • NDC分類 367.3
  • Cコード C0295

出版社内容情報

男が,女が,自由を手にしたとき,「家族」が揺らぎ始めた.結婚制度を振り切り,恋愛も子づくりも思いどおりになると信じた男女がはまった,深い罠.非婚カップル,シングル・マザー,再婚・再再婚家族,人工授精をくり返す女性.試行錯誤する人々の姿を,医師など専門家の分析を織り込んで描く.海の向こうに,きっとあなたがいる.

内容説明

男が、女が、自由を手にしたとき、「家族」が揺らぎ始めた。結婚制度を振り切り、恋愛も子づくりも思いどおりになると信じた男女がはまった、深い罠。非婚カップル、シングル・マザー、再婚・再再婚家族、人工授精にすがる女性。試行錯誤する人々の姿を、医師など専門家の分析を織り込んで描く。

目次

第1章 非婚の時代
第2章 誰だってシングル
第3章 シングル・マザーは泣かない
第4章 パパ、SOS!
第5章 人工生殖の問いかけるもの
第6章 複合家族

著者等紹介

浅野素女[アサノモトメ]
1960年千葉県に生れる。1年間のフランス留学後、1984年上智大学外国語学部フランス語科卒業。在学中から、フランス国営放送のドキュメンタリー制作にスタッフとして参加。卒業後、パリに在住。民放、NHKの番組にも、記者またはディレクターとして携わる。現在、フリーランス・ジャーナリストとして執筆活動。パリ近郊在住
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ちいちゃん

7
非婚化、シングル化、片親家庭、人工生殖、複合家族の例をあげ、家族について考える。家族は形より質の時代。1995年に書かれた本だが今日にも通じる内容だと思った。2016/05/12

raimu

2
フランスの家族の形態の複雑さに驚いた。初版が1995年で10年以上前とのことだが、現在はどうなっているのかが気になる。父親という存在の諸さが心に残った。2011/09/21

honoka

1
自由な家族の在り方とそれに伴って生じる新しい問題について。フランスの家族はここまで多様化しているのか(しかも10年以上も前に発売された本である)と驚きつつも、既成の家族像にとらわれることなく新しい男女の在り方を模索されていくことは、今後日本においても広がっていくような気もする。夫婦関係と親子関係を分けるという考え方が大切だと思う。2015/12/12

Shiori

1
フランスの家族事情、馴染みがないせいか、読んでいて初めて知ることばかり。約20年前に書かれた本だというが、今の日本でも考えられない家族の在り方が描かれている。事実婚、シングル化、片親家族、離婚、父親、人工生殖、複合家族と実例を挙げながら分かり易く紹介している。国の制度の違い、国民性の違いからか、理解しがたい部分もあるが、それぞれ自分の「幸福」のために生きる様はたくましい。2014/06/15

ルンペル・のんたん

1
フランスにおける家族形態の変容についてかかれた本。結婚や血縁を基盤としたスタイルの変化がわかるようになっている。2012/07/01

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