岩波新書<br> 古代エジプトを発掘する

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岩波新書
古代エジプトを発掘する

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  • サイズ 新書判/ページ数 222p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004306108
  • NDC分類 242
  • Cコード C0222

出版社内容情報

炎天下,遠くピラミッドを望む丘上で進む発掘作業.砂を除くにつれて姿を現してくる石造建造物,壁面のレリーフ,さらに土器やスカラベ.発掘調査はどのように行なわれるのか.発掘主任を担当した著者による最新レポート.

内容説明

炎天下、遠くピラミッドをのぞむ丘上で進む発掘作業。砂をとりのぞくにつれて姿を現してくる石造建造物、壁面のレリーフ、さらに土器やスカラベ。それらに刻まれたヒエログリフの解読から、意外な大人物が浮かび上がった。発掘調査はどのようにおこなわれるのか。スタッフの日常は。発掘主任をつとめた著者による最新レポート。

目次

1 遺跡を探す方法
2 ナイルのほとり
3 エジプト学を学ぶ
4 発掘調査の実際
5 調査隊の人々とくらし
6 王子カエムワセトの実像にせまる
7 遺跡の長い歴史と未来

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いくら丼

5
著者は以前にも読んだ、『古代エジプト 文明社会の形成』の高宮いづみ氏ということで端から期待していたところ、期待を上回る読みやすさと興味深さ、面白さにするすると読み進め、何とか本日……職場の昼休みに、読了できた! がんばった!(笑)古代エジプトの考古学ではありますが、ジャンルに限らない「考古学」の基本の視点や手法、楽しさや難しさ、やっぱり楽しさ、みたいなのがたくさん伝わってきて、考古学に興味があるなら是非おすすめしたい、でもあまりにもエジプトを知らないとこれでも読みにくいんだろうか、と、悩ましいところ……。2022/02/18

kaizen@名古屋de朝活読書会

5
ナイル河沿いの遺跡の紹介と、発掘にまつわる話。 日本人の調査隊員など、幅広い紹介。 アガサクリスティの小説で、しばしば中東の発掘の話題がでたり、 エジプトへの旅行の話がでるので、裏を取るために読みました。 古代エジプトを発掘している人達の 身内の資料のような感じで大衆性がないのが課題かもしれないが、 だから逆に、アガサクリスティファンなら、読む価値はあると思う。2013/06/14

ネコタ

3
実際に発掘に参加している学者が書いた本で、実際の考古学者がなにをしているのかが書かれている。実際の作業内容などが詳しく説明されていて面白い。インディジョーンズとの比較も描かれているが彼自身も考古学については授業中に説明しているのを思い出した。2013/12/22

おかまたけ

2
とてもリアルな発掘調査活動の現状と、歴史的な大発見、そしてエジプト史の基礎知識が良い案配でまとまっている。必ず成功する発掘ツアーに参加しているような錯覚を覚える本でした。2009/09/19

naoto

1
読みやすくみえて、読みごたえあり。調査隊は現場ての発掘よりも調べものの方が多いらしい。それでも外すことも多いんだとか。確かに、欧米人からみたら「なんで日本人がエジプト研究?」と不思議に思うだろうなぁ。日本人は、好奇心が異様に強い奴らなのさ。2017/02/04

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