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岩波新書
土石流災害

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  • サイズ 新書判/ページ数 221p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784004306405
  • NDC分類 511.3
  • Cコード C0240

出版社内容情報

急流河川が多く土地開発の進んだ日本列島で毎年のように繰り返される土石流災害.自然災害による犠牲者の7,8割を占めるこの土石流災害とはどのようなものか.どう予測し,いかにして防ぐかを専門家がわかりやすく解説.

内容説明

台風な集中豪雨の季節になると土石流災害のニュースが報道される。急流河川が多く都市開発の進んだ日本列島では、自然災害による公共被害のうちじつに3割、犠牲者の7、8割が土石流災害によるものである。毎年1000件以上も起こるこの土石流災害とはどのようなものか。どう予測し、いかにして防ぐかを専門家が解説する。

目次

序章 土石流の正体を探る―焼岳の調査から
第1章 土石流とは何か
第2章 土石流災害の実態
第3章 土石流災害を予測する
第4章 土石流災害を防ぐ
終章 情報の窓を開いた社会をめざして

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かず

19
1999年10月発刊。著者は元旧建設省砂防部長(砂防行政のトップ)。4月から砂防事業の用地取得に携わっており、用地取得に関する知識は元より、土石流災害に関する学習も必要と考え、時間を見つけて読んできた。もう20年前の本であるが、現在問題視されている事柄が的確に問題提起されており、砂防行政の堅実な歩みを感じ取ることが出来る。近年、気候変動の影響により土砂災害が毎年のように発生しており、地域の安全を守るためには担当者の熱意が何より大切だと感じた。古本を取り寄せたが職場で見つけたときはちょっと損した気分がした。2021/07/02

mdoguti

3
3回目。最初に読んだのは、まだ駆出しの頃だったか。この本が出てから長い年月が経っており、所謂ソフト対策は土砂災害防止法の施行もあり、この頃からはずいぶん進んだように思えた。一方で、土石流を含む土砂災害の発生予測については、実設計レベルにおいては、この頃とほとんど状況が変わっていないことを痛感した。2020/06/18

本命@ふまにたす

2
土石流災害について、注目されるに至った経緯から防災の在り方まで論じる。やや古いが、具体的な事例が多数挙げられているのが魅力。2022/04/18

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